第147話 ページ1
カロン(15の娘にしては、顔にも出さずよくやっているが、肉体的にも、精神的にも、疲労が溜まっているはず)
カロン(どうしたものか・・・)
カロンは近くにあったロッカーを開ける
カロン(む、これは・・・なるほど、悪くないかもな)
カロンはロッカーから何かを取り出す
カロン「A」
A「・・・・・・?」
カロンはロッカーから取り出した何かをテーブルの上に置く
A「・・・帽子?」
カロン「お前、休暇を取れ」
A「へ?」
カロン「スラムの中なら、変装でもすれば出歩いても大丈夫だろう」
A「そ、そういうことじゃなくて・・・休暇ってどういうことですの?」
A「私達、そんな事してる場合じゃ・・・」
カロン「いや、そんな事してる場合だ」
カロン「お前は旧議事堂から戻って以来、ずっとそこに座って落ち込んでばかりだ。それにさっきは急に泣き出すしな。頭も働いてないんじゃないか?」
A「・・・・・・。」
確かにカロンの言う通りですわ・・・さっき何で私は泣いていたのかは分かりませんけど、それでカロンを困らせてしまいましたし・・・
カロン「ジリアンの一件は・・・疲れ切った心身で整理出来るほど、甘い問題ではないだろう」
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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2023年5月25日 17時