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私達は、アキバの広場に来ていた。
と、言うのも、
*
「皆と組むのは久しぶりですね」
「だね。１ヶ月ぶり？」
「俺なんて２年ぶりだぜっ」
「あーあれからログインしてないっけ？」
「じゃ、〈茶会〉以来だね」
「いっそこのまま戦闘したい位ですけど…」
「だめですよ、ソウジ」
「いくら僕でも、それ位分かっていますよ！」
「そうだね、生き残るなら、やっぱり情報がなさすぎるよ。だから、その為にも、街に行ってみよう。今はどうか分からないけど、ＲＰＧ的には基本だしね」
*
と言うことがあったからだ。
…それにしても…
「嫌な雰囲気、ですね」
その広場は(さっき気付いたのだが、)親友とその想い人が逃走していた広場だった。
そして、さっきとは比較にならない〈冒険者〉がたむろっている。
ほんのわずかな希望に、誰かが嘘だと言って元に戻してくれることにすがっているんだ。
今を生きようとしないで、誰かが助けてくれるのを、ただ、待っている。
…それって、なんだか、すごく…
「格好悪い、です」
つい、口からこぼれた。
「格好悪いです。ここは、この世界でなら、私達は格好良く生きられるのに、皆、いるかどうかもわからない誰かにすがってばっかで…格好悪い」
(…なんか、実感こもってる？)
ルナ先輩は眉をひそめ、ソウジは、辛そうに唇をかんでいたが、私は別のものに気をとられていた。
「アキバのひまわり？」
そんな二つ名を、聞いたことがあった。〈三日月同盟〉のギルマスで、とても明るい人だとか…。
そんな彼女が、不意にこちらを向き、はっとして走り寄ってくる。
表情豊かな人だな。
それが私の、彼女へ対する第一印象だった。
続く (更新停止中)
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ヒトナ(プロフ) - あん子さん» ありがとうございます！暇な時間を見つけて、一刻も早く更新できるように頑張ります。 (2015年8月21日 1時) (
レス) id: 5ceff24628 (このIDを非表示/違反報告)
あん子 - 面白かったです！更新頑張ってください。 (2015年8月21日 0時) (レス) id: 432de05c10 (このIDを非表示/違反報告)
ヒトナ(プロフ) - 水妖精さん» 水妖精さん、コメントありがとうございます！ようやく返信方法がわかったので返信させていただきます。面白いと思っていただいて光栄です。毎日とは行きませんが、一番更新を進めたい小説ですし、頑張ります！ (2015年5月9日 0時) (レス) id: 5ceff24628 (このIDを非表示/違反報告)
ヒトナ(プロフ) - ありがとうございます！返信の仕方がわかり次第、ちゃんと返信させていただきます (2015年5月7日 22時) (レス) id: 5ceff24628 (このIDを非表示/違反報告)
水妖精 - 面白いですー。更新がんばってくださーい♪ (2015年5月7日 21時) (レス) id: 4ed4b034ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒトナ | 作成日時：2015年4月25日 9時
