【H×H】私は隠者の書を狙う忍者【成り代わり】 (ページ4)

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2話ページ4

「おい、生きてるか？」

そんな声ではっと目を覚ます。
どうやら寝てないなどと言いつつ寝てしまったようだ。
私としたことが。

「お、寝てただけか……」

そういい、安堵する鼻がやけに大きいおじさん。
この人が起こしてくれたようだ。
いやー、感謝感謝。

「すいません起こしてもらっちゃって」

「いやー、いいってことよ。お前さん新人だろ？」

「分かるんですか？」

「俺はなんせ35回も試験を受けているからな」

へー、そうなんですか。
なんて言ったが内心それだけ受けて受からないなんてと思ってしまう。

「お近付きの印だ、飲めよ」

ずいっと差し出された缶ジュース。
一見ただのジュースだが、こう言う貼り付けた笑顔の奴は大概悪い。
きっとこれも下剤とか毒らや入って居るのだろう。

まぁ毒とかは平気だけど。

「ごめんなさい、私他人から貰ったものは口をつけないんです」

少し脅すために表情を硬くし、ちょっとだけ冷たい目をする。
これをすると大抵逃げる。
貰うだけ貰って、とおじさんは言い私にジュースを押し付けそそくさと逃げた。

このジュース、どうしようか。
罠に使う時とかに取っておこうかな。