【H×H】私は隠者の書を狙う忍者【成り代わり】 (ページ2)

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序章ページ2

私の産まれた故郷はジャポンという自然がたくさんあるところだ。

他の国と比べると小さい島国だが、私はこのジャポンに産まれたことに誇りを持っている。
我が国の伝統料理である寿司や蕎麦は美味しいし。
自然がたくさんあり、動物たちと共存してるようなものだ。

このジャポンには忍者と言う隠密集団がいる。
高い戦闘能力を有し、独立して諜報活動、破壊活動、浸透戦術、暗殺などを営むのだ。
忍者に産まれる家系とそうでない家系、これは親によって決まる。

私は今では齢18の上忍だが、昔は世間知らずのひよっこだった。
その時に私の教育係兼師匠が、私の父だ。
近くの道場を借りて、日が登り始めた時から沈む時まで練習に明け暮れた。

そんな優しい自慢の父も私が13の時に他界。
周りには同情の目でしか見られなかった。
葬式はお坊さんと私と義理の母だけで勧められた。

前の母は私が幼少期の頃に他界した。
今ではぎこちなく暮らしていた義理の母と上手くやっている。
母は料理はできないけど、清掃は大得意。
だから私が一日三食バランスを考えしっかり作っている。

そんな私は、村の長老に呼び出された。
内容はハンター試験の事だった。
私の村の忍者は男女関わらず、皆ハンターの資格を取っている。

だからだろうか。
まぁこの歳でハンター試験を受けるなんて珍しいことではないし。
ハンター試験は10歳から参加できるのだ。

と言ってもハンター試験は超難関。
新人で合格できる定義が3年に1人だけ。
ハンター試験会場を見つけるだけで大変だというのに。

「長老、すいませんがお断りします」

私にはまだ気が重いと感じ、断った。
もう機会はないと思うが、独立したら受ければいいだけのこと。
私はまだまだやらなければならない修行が残っている。

「その話なんだけど、もう申し込みしちゃったのよ……」

まぁ、さすがにこれは長老が言ったのではない。
私の義理の母であり、この村の村長だ。
と言うか今なんて言ったのだろうか。

私は思わず村長である母と長老に向かっておもわず「はぁ？」と言ってしまった。
でもまぁ、ハンター試験までには後三ヶ月くらいはあるし。
平気だろう。

コハク18歳、今日村を旅立ちます。