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Aside
(月曜日の朝)
眩しい光が、カーテンの隙間から
ちらちらと差し込む
『んー。よく寝たなぁ』
鼻歌交じりに、今日の仕事の支度を始める
『あ。住所確認しないと』
そうして、メモを開き
書いてある住所を確認すると……
『そらるさんと同じマンション!?』
いやいや嘘でしょ。
いや、嘘じゃないか。
なんて1人でボケツッコミを入れている((
そんなこんなで時間は過ぎ
気づくと家を出る時間だった。
『あ!もう出なきゃ。いってきまーす!』
勢いよくドアを閉めて
荷物を持ちマンションに向かう。
ーーマンションに着くーー
『そらるさんとは違う階なんだ。』
そう独り言を言いつつも
エレベーターに乗ろうとした
その時、ふと後ろから声がした。
そ「あれ?Aじゃん。どうしたの?
寂しくなって戻ってきたの?」
私『あ……そらるさん! って……
違います!!次の雇い主さんが
このマンションに住んでたんです。』
そ「そんなしっかり否定しなくても」
なんてしょぼーんとするそらるさん。
すると何かを思いついたように
そ「俺も付いていく。
そいつ多分俺の知り合いで用がある。」
私『勝手にしてください。』
そう言った私だが、
初めて会う人にはやはり緊張するし
そらるさんが付いてくるとなれば
少し安心した。
『えっと……部屋番号はここであってる』
そうしてインターホンを押そうとすると
そらるさんが徐ろに、ドアを開ける。
『ちょっと!?勝手に開けちゃ駄目ですよ』
そんな私の言葉も聞かずに
ドアを開けて玄関に入っていく。
『え。空いてたの?入っていいのかな』
そう呟くも、どんどん中に入っていく
そらるさんの後ろを追って
私も玄関に入り申し訳程度に
『おじゃましまーす』
とこっそりと呟くと
奥の部屋からそらるさんと雇い主さんの
会話が聞こえてくる。
そ「おーい。寝てんのかぁ?」
?「寝てませんよ!というか
インターホンくらい押してから
入ってきてください!!不法侵入です!」
そ「開けてあるのが悪いんだろ〜
それに不法侵入したのは
俺だけじゃ無いからな。」
?「え、さかたんとか連れてきたんですか?」
そ「ちげーよ。お前覚えてないの?
お世話がかりの人だよ」
?「あー!すっかり忘れてました!」
どうやら、
私の事について会話しているようで
靴を脱いで揃えてから奥の部屋に進んだ。
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作者名:ろーたん | 作成日時:2017年12月10日 1時