お花屋さん ページ36
阿部side
宮舘「ここだよ」
阿部「なんか、めっちゃオシャレなお店だね」
宮舘「でしょ？」
ふわふわと笑いながら慣れた様子で扉を開く舘様の後に続いて、俺も扉の奥へと足を踏み入れると、ふわりと優しく香る花の匂い。シックな落ち着いた色合いの店内には色鮮やかな花が綺麗に並べられていて目を奪われる。
店内もオシャレだし、流石舘様の通うお花屋さんって感じだ。
宮舘「すみません、花束を予約していた宮舘です」
「いつもありがとうございます。今お持ちしますね」
宮舘「ありがとうございます」
顔見知りなのか、仲良さげに話す2人を横目に見ながら、並べられた花に目を向ける。
薔薇やカーネーション、スターチスにブーゲンビリア。
色鮮やかな花達は、誰かのプレゼントになる事を、今か今かと待ちわびているようだった。
宮舘「綺麗だよね、ここの花」
阿部「うん。すごく。」
宮舘「すごく愛されて、大切にされてるのが分かるから…大切なAさんに送る花束を作るにはピッタリだなって思ったんだ」
阿部「えっ…」
大切、という言葉に思わず舘様の方を見るとクスクスと笑われた。
宮舘「馬鹿。そういう意味の″大切″じゃないよ」
阿部「…まだ何も言ってない」
宮舘「わかりやすいんだよ。阿部は」
「おまたせしました。こちらになりますね」
そんな会話をしていたら、店員さんが大きな花束を持って戻ってきた。
宮舘「流石ユウトさん。凄く素敵です」
阿部「うわ…凄く綺麗…」
そのあまりの美しさに、思わずそんな声が漏れる。店員さんが持ってきてくれた花束は、全てカスミソウで作られた花束だった。でも、ただのカスミソウじゃない。
俺たちのメンバーカラー9色の色で作られた花束だった。
鮮やかな色の小さな花はまるでモザイク画のようで美術品のようだった。
阿部「これ、メンバーカラーだ…」
宮舘「そう。折角なら俺たちの色にしたいなって思って」
「喜んでもらえて良かったです」
お支払いをする舘様の代わりに、店員さんから花束を受け取ると優しい香りに包み込まれた。これをA手渡すと言う事を考えると同時に、別れの事まで考えてしまって少しだけ悲しくなってしまう。
でも、最後は笑顔で見送りたいから。ちゃんと、笑わないと…。
そう思いながら、花束を優しく抱きしめた。
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友里花(プロフ) - このお話続きは書いていただけないんでしょうか？続きが気になります‼︎ (8月10日 16時) (
レス) @page47 id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - こちらに返信書かせて頂きます！ ありがとうございました！花の名前はあっていたのでよく考えれば誕生日わかったのになぜ思い出せなかったのか数時間前の自分おかしいですね、、😅 無事読めてホッとしております😭😭 (2023年4月13日 3時) (レス) id: 972067f6ca (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - りぃさん» もうずっと嬉しいこと言ってくれて惚れそうです😭❤️ ありがとうございますー！頑張るますー！💪💪💪 (2023年2月28日 23時) (レス) id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - renさん» ありがとうございます！！！最初から見ていただけてるなんて嬉しいです😭 これからは他の作品の方で頑張っていきますね🙌❤️ (2023年2月28日 23時) (レス) id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 完結おめでとうございます！男主さんと阿部ちゃん無事結ばれてよかった…！これからも主様の事応援しています！ (2023年2月25日 14時) (レス) @page47 id: a1a8972e5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：村瀬
| 作成日時：2022年9月26日 15時
