【雪男】俺らのイケメンマネージャー 5【男主】

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目黒side



渡辺「は？マジで？」

深澤「冗談じゃないんですか…？」

『いや、本当なんだ。本当にごめんね…』


Aさんの深刻そうな表情に、身体が冷めていくのを感じる。外れるって、なんで急に…。
しかも全員揃って改まって言うなんて…。
心臓が、バクバクとなる。
なんだか嫌な予感がして、冷や汗が背中を伝う。


ラウ「そんな急に…」

『ごめん、少し前から決まってたんだけど、話しにくくて…』

宮舘「話しにくいって……」


突然マネージャーを辞める。
しかも話しにくい内容。
さっき感じた嫌な予感が、どんどん確信めいていくようで…。怖くて、無意識に握りこぶしに力が入る。


岩本「マネージャーさんが増えたのも、それが理由なんですか？」

『そういう訳じゃ無いんだけど…。でも、偶然ではあれ優秀な子が2人目入ってくれたのは正直助かったよ。俺が居なくなっても、安心できる』


″居なくなっても″


その言葉に、みんなが息を飲んだ。
…やっぱり、そうなのかもしれない。
こんな急に、辞めることになるなんて。なにか重大な、病気とか、そういう事なのだろう。








目黒「……理由、聞いてもいいですか？」


絶対に、聞かなければいけないから。
怖くても、ちゃんと、知らないといけないから…。
みんなが恐ろしくて口に出来なかった言葉を、代表するように俺が言葉にした。

Aさんは、みんなの顔を見つめた後に、ゆっくりと口を開いた。










『昔から仲の良かった同僚が関西ジュニアのグループのマネージャーしてるんだけど…そいつが寿退社することになって…。俺が引き継ぐことになったのんだ』


「「「「え？？？？」」」」






覚悟を決めていたのに、拍子抜けするその言葉に、みんなの声がひとつになる。







目黒「…………………え、じゃあ辞める人の後継ぐってだけ？」


『うん。そうなんだ…。黙っててごめんね』


申し訳なさそうにそう言うAさんの言葉を聞いて、体の力が一気に抜けた。









もう、マジで巫山戯んな…！！！！


目黒「紛らわしすぎる……」

勘違い→←突然の…

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