言えない話 ページ21
Aside
阿部ちゃんとラウを送り終えて、残るは貴志さんだけ。さっきまでグダグダしていた貴志さんも、時間とともに酔いが覚めてきたのかさっきよりはシャキッとしている。
佐藤「うあー、マジごめんな…後半あんまり覚えてねぇわ…」
『ホントですよ！今日は飲みすぎです』
佐藤「だって、最後の飲み会になるかもしんねーじゃん？」
そう言って、チラリと佐藤さんがこちらの方を見る。
…たしかに。皆もこれから忙しくなっていくし、あれが最後だったのかもなぁ、なんて、今更になって考える。
佐藤「どうせお前、気づいてなかったんだろ？」
『そうですね。今言われて思いました。…あ、だから佐藤さん、休みなのに駆けつけてくれたんですか？』
佐藤「まぁな。てか、それよりいつになったらアイツらに伝える気なんだよ」
『あー…そうですね』
佐藤「ちゃんと言わないと、怒ると思うけど？」
確かに。みんな怒るんだろうなぁ、なんて他人事のように考える。
…何だか言い出しにくくて、先延ばしにしていたら気づけば俺がSnowManのマネージャーではなくなるまで1ヶ月を切っていた。
もっと早くに言わなければと思っていたのに。
こんな直前になってしまうなんて、相当怒られそうだ。
佐藤「…新しく行くとこって、関西のグループだっけ？」
『はい。ずっとマネージャー業やってた奴の寿退社が決まって…。そいつと交流があった俺が引き継ぐことになったんです』
佐藤「あそこのグループ結構人数多いもんな…。それで、メンバーが多い中でも熱心に仕事してたお前に白羽の矢が立ったと」
『そういう事です』
自分が適任だと思って貰えたことは純粋に嬉しいし、デビュー前の彼らの力になりたいとは、強く思う。それでも後ろ髪を引かれてしまうのは、やっぱり俺がSnowManを好きだからなんだろう。
佐藤「…んな顔するなら断りゃ良かったのに」
『断れないですって。滝沢くんにも頭下げられちゃったし。断る権限も無いし』
佐藤「権限ぐらいはあるだろ。俺から文句言ってやろうか？」
『いいですってば。ちゃんと自分の意思で決めてますから』
佐藤「なら………良いんだけどさ」
そう言って、佐藤さんがペットボトルの水を1口飲み込む。
何か言いたげな表情をしていた事に、俺は気付かないふりをした。
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友里花(プロフ) - このお話続きは書いていただけないんでしょうか？続きが気になります‼︎ (8月10日 16時) (
レス) @page47 id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - こちらに返信書かせて頂きます！ ありがとうございました！花の名前はあっていたのでよく考えれば誕生日わかったのになぜ思い出せなかったのか数時間前の自分おかしいですね、、😅 無事読めてホッとしております😭😭 (2023年4月13日 3時) (レス) id: 972067f6ca (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - りぃさん» もうずっと嬉しいこと言ってくれて惚れそうです😭❤️ ありがとうございますー！頑張るますー！💪💪💪 (2023年2月28日 23時) (レス) id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
村瀬(プロフ) - renさん» ありがとうございます！！！最初から見ていただけてるなんて嬉しいです😭 これからは他の作品の方で頑張っていきますね🙌❤️ (2023年2月28日 23時) (レス) id: be3cd904b8 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ - 完結おめでとうございます！男主さんと阿部ちゃん無事結ばれてよかった…！これからも主様の事応援しています！ (2023年2月25日 14時) (レス) @page47 id: a1a8972e5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：村瀬
| 作成日時：2022年9月26日 15時
