ヴァンパイア達のプリンセス

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TH『美味…やばいよ、これ…んｯ…』





「やｯ…なんか、変ｯ…ぁ」





TH『俺のキバ…いいでしょ？』





「ｯぁ、」















噛まれた所はヒリヒリして、ピリピリする。













それと同時に、私の体はゾクゾクしていて。




噛まれる所から、電撃が体中を巡る感じ。





















さっきまで痛かったものも、

熱を帯びた私の体には快感でしかない。


















TH『プリンセス…最高だよ』







肩に痛みが走る。

血管からドクドクと音がして、気持ちいい。














「ｯふ、ぁ」











噛まれただけも気持ちいいのに、

器用なのか、下も刺激してくる。







テヒョンさんが苦しそうに、締め付けるなとか言ってるけど、正直無理だ。














TH『い、ｯ…く』








肌と肌が擦れ合う音

私達２人の声










頭がチカチカしてくる。

体の芯が震えて、力が出なった。





同時にテヒョンさんも、血を吸うのを止めた。















TH『…綺麗にしてあげる』






さっきまで噛んでいた場所に舌を這わす。

行為後で敏感だから、嫌でも声が漏れてしまう。










TH『やめてよ、また襲いたくなっちゃうでしょ？』










その舌は首筋を這って、そのまま口に。



生暖かいものが、口のなかで蠢く。






TH『ほら、ｯ…舌、出して』






「っ、ん」












何分こうしていたのだろうか。



そんな事さえ分からなくなるほど、

長くて、甘くて、鉄の味がするキス。










私に跨りながらキスをするのが疲れたのか、起こされる。












TH『ああ…本当に可愛い…』







そのまま抱きしめられてしまった。




















TH『Aほど…可愛くて、美味しい餌は初めてだよ。』


















＿＿＿＿なるほど。






ユンギさんは愛してやるとか言ってたけど…

やっぱり私は、彼らにとって餌でしかないんだ。

プリンセスとか洒落た名前つけてるけど、

結局は、１番近くにいる超美味い餌だ。







ちょっと、胸が痛いような。
















ｶﾞﾁｬ






JM『…テヒョナ、父さん』









TH『…ん』




ベッドの上で抱きしめられていた私は、

簡単に１人になってしまった。










JM『…ねぇ』

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