「Free!」俺は、お前しか好きならない。 (ページ8)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:12,999 hit

４４話ページ8

遙「確かに俺に彼女はいた。」

・・・彼女の名前は松岡A。

オレが小学校の頃、スイミングスクールに通っていた。

そんなある日、松岡凛という子が入ってきた。

凛は、俺や真琴にリレーに出ないかと誘ったんだ。

でも、俺は・・・・。

だけど、やることにして・・・・。

その大会当日。

凛に会いに来たという、凛の妹。そして・・・。

凛のいとこ。

松岡Aも大会を見に来てくれていたんだ。

そこで、彼女にあった。

そして、俺は、凛と真琴。渚とリレーを泳ぎ、優勝した。

そして、その日の夜。

この場所で、松岡Aと約束したんだ。

『次戻ってきたら・・・・ーーーーーー』

その後、松岡Aは戻ってきた。岩鳶高校に二年生から。

そして、付き合い始めた。

そして、彼女はいなくなった・・・。

オレのもとから・・・。

遙「今は、どこにいるかもわからない。」

あ「松岡さんはどこへ？」

遙「記憶を失って・・・。俺なんかわからないんだろうな・・・。」

あ「そ、そんなっ・・・」

遙「でも、また出会えた。」

と俺は、目の前にいる七瀬に笑いかけた。

あ「・・・・どこにいるの？」

遙「七瀬Aだよ。」

あ「わ・・・私？な、何を言ってるの・・」

遙「俺は、いつも、こういっていたんだ。俺は・・・」

遙「俺は、お前しか好きにならない。」

あ「・・・・ぁ。」

私・・・。

この言葉・・・・。

聞いたことが・・・・。

あ「七瀬くっ・・・・」

明「そこまでよ。」

あ「め、明華さん」

明華さんは、私の腕を引っ張る。

明「何しているの？」

あ「彼の彼女の話を聞いてたんです。」

明華さんは、七瀬君を見る。

明「七瀬君。彼女につらい思い出を思い出させるの？」

遙「・・・・ッ。」

明「もう、Aとは話さないで。」

あ「め、明華さん！？」

明「行くわよ。」

と引っ張られる。

この二人は、私の記憶を知っている？

だったら私は・・・。

あ「・・・。私は何者ですか？」

明「七瀬Aでしょう！！」

と明華さんは私を引っ張る。

あ「あっ・・・」

私は、七瀬君を見る。

遙「・・・お前はっ。松岡Aだ！！」

あ「松岡・・・」

私は明華さんに連れられ、家に戻される。

あ「なんでっ！七瀬君と話していたのに・・・」

どうしてか、とてもつらくて、胸が・・・・痛い。

明「つらい記憶なんて思い出させないわ。」

あ「私の記憶を七瀬君とあなたは知っている。」