「Free!」俺は、お前しか好きならない。 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:12,997 hit

４１話ページ5

あ「七瀬 Aと申します。」

先生「という事だ。」

クラスのみんなは私を驚いた顔で見る。

あ「あの、私の顔に何かついてますか？」

そういうと誰も何も言わない。

でも、誰かがつぶやいた。

『・・・松岡Aちゃんに似ているね。』

松岡・・・A？

私は、間開けて隣の人に聞いた。

あ「あの、松岡Aさんって誰ですか？」

真「えっ・・・。」

とその人の間開けて隣・・・。

あ「あ・・・・」

その人の間開けて隣の人は、あの、黒髪の青い瞳の人だった。

・・・同じクラスだったのか。

あ「あ、あのぉ・・・」

真「松岡さんは、ハルの彼女だよ。」

あ「かの、じょ・・・。」

どうしてだろうか。

あの黒髪の青い瞳の人は私は嫌いなはずだった。

だって今も

何を考えているのかわからない。

そんな嫌いな人に彼女がいる。

私は、なぜか・・・。

松岡さんがものすごくうらやましく感じた。

真「あ、俺。橘真琴。よろしくね、Aちゃん。」

遙「俺は、七瀬遙。」

あ「よろしくお願いしますね、真琴君、遙君。」

昼は屋上で食べることになった。

渚「え！？Aちゃん！？」

あ「たしかにAですけど・・・・？」

江「お姉ちゃん！！」

あ「私は、あなたの姉ではないですよ？」

・・・なんか泣かれてしまった。

怜「よかった・・」

あ「なにがですか？」

真「えーっと・・・気にしないで？」

あ「はい。あ、私、遙さんに言いたいことがあります」

遙「なんだ？」

あ「私、遙君を好きになれなさそうです。」

遙「・・・そうか。」

真「は、ハル！？Aちゃん！？」

あ「すみません。真琴君。」

なんか、言ってしまったなぁ・・・。

私は、ケータイを見る。

明華さんが渡してくれた、新しいケータイ。

明華さんから着信が来ていた。

あ「す、すみません！七瀬です。」

明「今すぐ、早退して。仕事よ。」

それだけ言われて、電話は切れる。

あ「あ、私。体調がすぐれないので早退します。」

渚「大丈夫！？」

あ「はい。」

私は屋上を出た。

私は、駆け出した。

あ「ごめんなさい・・・」