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安心安全な安らぎを求めて ページ7

あの日からしばらくたったある日、大きな壁に出会ってしまった。

それは…


『俺達の!!寝床が無いッ!!!』
諸伏「なんでもっと早く気付かなかったんだろう()」
伊達「今まで旅館の使われて無い部屋勝手に借りてたからな…」
萩原「やっぱ降谷ちゃんとこ行こうよ〜」
松田「前行ってハロに噛まれてただろお前」


そうなのだ。近場の小さな旅館を借りていたのだが、何とこの度その旅館が無くなる事になった。

このままだと俺達の安定した生活が送れなくなる。

幽霊だって寝るのだ。いや、眠らなくても大丈夫なんだけど。

なんかさ、寝た方がこう、疲れが取れるっていうか。

すり抜けに失敗したりすることはなくなるんだよね。

研二曰く魂への負荷を寝る事によって減らせるから、らしいんだけど。


『いやぁぁ、どうしよぉぉぉ、ハロちゃんに噛まれたくはないけどさぁぁ…』
松田「遠くから見てたら気付かれないんだけどな」
伊達「ハロすげぇよな、俺達の事視えてるんだから」
諸伏「萩原が噛まれた時丁度(ゼロ)いなかったから…」
萩原「あれはガチで痛かった…」


痛覚もちゃんと機能してるようでなによりである。

でも、一旦安定した宿が見つかるまでは安室透名義のセーフハウスに向かう事には賛成。

取り敢えずこの事を零に伝えないとな。


降谷「…お」
風見「?どうかしましたか?」
降谷「いや、その資料は机の上に置いといてくれ。僕は今から少し出かける」
風見「分かりました」


コイツ最近俺らに鋭くないか?何で来ただけで分かるんだよ。怖いよ。

まぁ2人ぐらいだったら声掛けたりアクション起こさないと気付かないらしいけど。

隈も無くなってるようで良かった良かった。

零が車に乗り込んだ後、スマホのメモアプリを開いたのを見て陣平が奪い取る。


降谷「ちょ、大切にしてくれよ?今月もう18回は壊れてるんだから」
『壊れすぎだろ』
諸伏「大体ジンに撃たれてるよね」
萩原「相変わらずとんでもねぇ組織だなぁ…」


陣平が、寝床が欲しいと簡潔に文章を打って零に見せると、零は成程な、と頷いた。

それなら僕の家でも、と言うが、萩原がハロに噛まれたと話すと、零は眼を見開いた。


降谷「…よくやったハロ」
萩原「あっれ降谷ちゃん酷くない!?!?」
降谷「なぜか今無償に萩原を殴りたくなったよ」
松田「ガッ 俺が代わりに殴っといてやったぜ」
降谷「有難う松田」
『なんでそこ会話で来てんの怖いよ』


と言うか真面目に寝床問題ィ……。

悪魔と天使は紙一重→←降谷零のハムサンド



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瑠碧(プロフ) - ちょっと目がウルっとしたり、6人のセリフに笑ったりしてました。 (11月11日 17時) (レス) @page9 id: f628332d4b (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 涙がボロボロ出てくる……。大好きです! (8月5日 4時) (レス) @page9 id: de2f826e82 (このIDを非表示/違反報告)
TAKE - めっちゃ好きです (7月18日 20時) (レス) @page9 id: 20d3cc00b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴色世界 | 作成日時:2023年6月30日 18時

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