オワリとハジマリ ページ1
俺には5人の同期がいた。
問題児ばかりだったけど、背中を安心して任せられる大事な仲間だった。
けれど、2人は爆弾で、1人は交通事故で、もう1人は決死の覚悟の末自決して。
皆殉職を迎えてしまった。自決した奴は、俺ともう一人を守ろうとしたんだ。
俺たち3人は警備企画課…公安に配属されて、世界的にも有名な裏組織に潜入していた。
けれど1人がスパイだとバレて、俺達まで危害が及ばないようにと自決したのだ。
けど残念、俺もどうやらここまでらしい。
裏切り者だとバレたんじゃない。ただ偽の情報を摑まされ、犯人に踊らされたのだ。
公安として活躍し、俺は殉職を迎える。
その時、もう一人の生き残り…降谷 零が、俺に必死に訴えかけていたなぁ。
降谷「お前まで居なくならないでくれよっ、!!」
悪いな、零。けど俺はもうだめなんだ。
感覚がもうない。痛みも感じない。自分の意思で体を動かす事も出来ない。
けど、俺はずっと見守るよ。お前の事守るよ。
『俺は…さきに、逝く…けど。おわびに、おまえは、ぜったい…たすける、から…ゴフッ』
降谷「もう喋るな!!!」
『大丈夫だ、よ、零。だいじょうぶ…』
降谷「何がっ…!」
『幽霊になったら、お前の事、サポートしてやっから、絶対、しなせてなんかやんねぇから…』
降谷「おい、もういいから、なぁ…」
『覚悟して…待ってろよ…』
降谷「救急車がすぐ来るから、もうお前は大人しくしててくれ!」
『悪いな、零…。あとは……まかせた、ぞ……』
降谷「Aッ!!!」
その言葉を最期に、俺は___八尋 Aは、殉職した。
…筈だったんだけどなぁぁぁ〜〜〜?????
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萩原「お、来た来た!」
松田「お前来るの早過ぎなんだよ」
伊達「待ってたぞ、もっと遅くても良かったけどな」
諸伏「よく頑張ったな」
『…フラグ回収早すぎ問題()』
死んだ数秒後に奇跡の(?)再会果たしたせいでシリアスにも感動にもならなかったじゃねぇか()
「「「「お疲れ様!!!!」」」」
『…おう!』
八尋 A、これからは幽霊として大事な同期を応援します!!
『…その前にちょっと説明してくれん?』
松田「忘れてたわ」
『オイッ!!!!!』
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瑠碧(プロフ) - ちょっと目がウルっとしたり、6人のセリフに笑ったりしてました。 (11月11日 17時) (レス) @page9 id: f628332d4b (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 涙がボロボロ出てくる……。大好きです! (8月5日 4時) (レス) @page9 id: de2f826e82 (このIDを非表示/違反報告)
TAKE - めっちゃ好きです (7月18日 20時) (レス) @page9 id: 20d3cc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴色世界 | 作成日時:2023年6月30日 18時