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何度も啄ばむようにキスをしてるうちに、
Aの息が荒く、上がり出す。
もっと、って、
繰り返し、ねだる声が、
俺のカラダ、溶かしてまいそう。
「キスだけでええん？」
意地悪に聞いたら、
恥ずかしいてたまらんらして、
泣きそうな目をして俺を見るくせに。
「や。
もっといっぱい。
過激なの」
そんなん、言うねんで？
「やらしい子やな」
「・・・ダメ？」
「ダメちゃうよ。
可愛い」
二人して、蜂蜜地獄に溺れてく。
抜け出されへんまんまでええ。
いつか、一つになれる日まで。
その２日後。
クリスマスイブがやって来た。
夕方、帰りがけになって、
お父さんに、院長室に呼び出された。
「今朝、今宮先生に、急に辞表出されてん。
忠義、なんか心当たりないか？」
そう聞かれて、
一番最初に思ったんは、
俺のせい、って事。
「すいません」
「やっぱりか。
今宮先生、忠義のこと、本気で・・・
Aさんとの事、ショックやったんやろうな」
優秀な恵理に辞められたら、困る。
それでなくても、万年、人材不足やねん。
お父さんの顔には、そう書いてる。
「すいません」
「まあ、こればっかりは仕方ないよな。
今宮先生の辞表は、まだ保留にしといてもらうわ。
外科部長に頼んで、説得してもらうしかないな」
「俺からも恵理に頼んでみるわ。
ほんまに、ごめん。
絵理にも出来る限り、誠意を持って、接する」
「頼むわ。
今宮先生も、
いっときの感情に流されてるだけや思うし、
きっと考え直してくれるやろう」
「俺もそう信じてる」
「今日はAちゃんとこ行くんか？」
「うん。
お母さんに、ごめんて伝えといて」
「お母さん、Aちゃんの事、
めっちゃ気に入っとるから、大丈夫や。
あの子なら任せて安心言うてたわ」
そう、昨日の夜、お母さんからも聞いてん。
Aは女同士の秘密やから、
俺には言われへん言うてたけどな。
あの後、Aと二人でお茶し直して、
Aから、
昔、片想いしてた人にもらったプレゼントは、
どうしたらええか、相談受けた、言うねん。
実は、A、
それ、めちゃくちゃ悩んでたらしい。
お母さん、吹き出した、言うてた。
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yume.no.(プロフ) - うぅーーっ！！苦しいーーーっ！！こうなることはわかっていたけど、やっぱり切ない悲しいですね(;_;)こんな幸せから一転！foolさんのお話は引き込まれますね！書くのも辛くなりそうな展開なので無理されず！でも楽しみにしていますね♪ (2019年12月20日 1時) (
レス) id: 979f5b0d6b (このIDを非表示/違反報告)
まゆ☆まゆ(プロフ) - やっぱりfoolさんのお話は最高です！たくさん更新してくれて嬉しいです。これから更に切なくなっていくと思いますが続きを楽しみにしてます♪ (2019年12月19日 20時) (レス) id: 8a01f69d5a (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - ここまでの甘々、楽しかったです…続きも楽しみにしてます♪ (2019年12月19日 17時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - そんな私の小言はどっかに置いといて下さい！！！続きハイパー楽しみにしてます＼(^o^)／ (2019年12月17日 23時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 更新嬉しくてすぐコメントしちゃいました笑♪実は勝手に挿入歌のように思ってる曲があるんだけど…宇多田ヒカルさんのPlay A Love Songなんですが…冬から春になる季節感やテンポ感が私の中でシンクロしてて…っていう勝手な感想でした笑 (2019年12月17日 22時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年10月23日 13時
