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今は、あんまり余計な心配させたくない。
俺のことだけ、見といて欲しい。
エレベーターが止まって、
５階に到着した。
Aちゃんは、まだ、
激しめのキスに慣れてなくて、
真っ赤っか。
「間違えた。
こっから階段で降りてもええ？」
「うん、いいけど・・・？」
まだ不思議そうなAちゃんの手を繋いで、エレベーターから降りた。
ブーツ脱いで部屋に上がった瞬間に、
Aちゃんが廊下の電気つけそうなったんも、
キスで阻止。
「忠義くん、どうしたの？」
「俺、もう待たれへん。
電気つけたら、全部、見えてまうけどええ？」
「・・・えっと、それって、あの」
「・・・ええやろ？」
強引なふりして、なんとか、ごまかせた。
「でも、暗闇で転んじゃいそう」
「じゃあ、俺がどんくさい姫を抱っこしてったるわ」
ちっこいAちゃんを抱き上げて、
真っ暗な部屋の中へ。
リビングにある、
備え付けのちっちゃなソファの上に下ろす。
暖房のスイッチ急いで入れて、
コートだけ脱いで、
床に投げ捨てるように置いて、
すぐに隣に座る。
ストーカー男から隠れる、言い訳なんかやなくて。
今すぐに、抱きたい。
心の奥の願望に、
急き立てられて、突き動かされてるように、
覆いかぶさって、キスした。
キスしながら、
Aちゃんのコートに手をかける。
慣れてへんAちゃんは、
やっぱり、少し苦しそうで。
合間に、抗議するように、何度も、
やだ、待って、て、ちっこい声で言うて、逃げる。
その、嫌も、待って、も、
本音やないん、知ってるけど。
「待たれへん、言うてるやろ。
まだ、いじめて焦らすん？」
「そんなんじゃ、ないけど、でも」
「けども、でもも、もうなしな？」
「困るよ・・・」
「困ってる顔、もっと見せて？」
頬、包んで、身動き出来ひんようにして、
じっと見つめた。
暗闇で、いつもとは少し違って見える、
Aちゃんの輪郭。
潤んで、ゆらゆら揺れてる瞳の中に、
俺が映ってる。
もう、泣いてまいそう？
「・・・怖い？泣きそう？」
こくんて、うなづかれてしもた。
Aちゃん、素直やからなあ。
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yume.no.(プロフ) - うぅーーっ！！苦しいーーーっ！！こうなることはわかっていたけど、やっぱり切ない悲しいですね(;_;)こんな幸せから一転！foolさんのお話は引き込まれますね！書くのも辛くなりそうな展開なので無理されず！でも楽しみにしていますね♪ (2019年12月20日 1時) (
レス) id: 979f5b0d6b (このIDを非表示/違反報告)
まゆ☆まゆ(プロフ) - やっぱりfoolさんのお話は最高です！たくさん更新してくれて嬉しいです。これから更に切なくなっていくと思いますが続きを楽しみにしてます♪ (2019年12月19日 20時) (レス) id: 8a01f69d5a (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - ここまでの甘々、楽しかったです…続きも楽しみにしてます♪ (2019年12月19日 17時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - そんな私の小言はどっかに置いといて下さい！！！続きハイパー楽しみにしてます＼(^o^)／ (2019年12月17日 23時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 更新嬉しくてすぐコメントしちゃいました笑♪実は勝手に挿入歌のように思ってる曲があるんだけど…宇多田ヒカルさんのPlay A Love Songなんですが…冬から春になる季節感やテンポ感が私の中でシンクロしてて…っていう勝手な感想でした笑 (2019年12月17日 22時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年10月23日 13時
