蜂蜜と影。１ ページ24
Aside
忠義くんが、こんなに強引なんて、
思わなかった。
小さいソファは、
忠義くんには、
窮屈そうなのに。
やまないキスと、甘い吐息。
何度、待って、って呟いても、
忠義くんの耳には、きっと届いてない。
長い指が、私の指を探して、絡まって、
ぎゅっと、ソファに押し付けられる。
深く深く、絡まって、
なのにもっと追い求められて、
逃げ場もない。
本当のキス、って、こんななんだ・・・
私の想像してた、
少女漫画の世界の、
可愛らしい、爽やかなのと、全然違う。
章ちゃんに、
お願いだから、初めてのキスして、って、
おねだりした事、急に思い出した。
章ちゃん、呆れて笑って。
それで、ほっぺに、ちゅってしてくれたんだった。
ファーストキスは、
ちゃんとした彼氏が出来るまで、
大事に取っとき？
章ちゃんの言葉の意味、
今頃になって、分かる。
ちゃんと待ってて、良かった。
こんなの、忠義くんとじゃないと、無理だ。
でも、今、絶対に変な顔してるし、嫌だな。
出来たら、見ないでくれないかな。
そうだ、下着！
今日、どんなの、つけてたっけ？
上下、揃ってた？
余所事考えてたら、
「俺ん事だけ、見て」
って、叱られちゃった。
「違うの、違って・・・」
「今は、俺以外の事、考えんとって」
唇がまた、塞がれた。
最初は、並んで座ってたはずなのに。
いつの間にか、
ソファの上に崩れた私の上に、
忠義くんが覆いかぶさってる。
スカート、ぐっちゃぐちゃになって、
まくれてるはず。
もぞもぞしてたけど、
直すことなんて、出来ないし、
困った。
繋いでた手が離されて、
スカート直そうとしたけど、
がっしりした身体に、
思ってたよりすっと重い体重かけられてて、
不可能だ。
「忠義くん、ちょっと、待って」
ニットの上から、
大きな手のひらで、
身体中に触れられて、
胸がばくばくしてるうちに、
そのおっきな手は
裾から、侵入してきた。
すぐに、あんまり自慢出来ない、
胸の膨らみに到達する。
どうしよう、どうしようって。
頭の中、パニックだよ。
急激に、脇に大量に汗、かいてる。
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yume.no.(プロフ) - うぅーーっ！！苦しいーーーっ！！こうなることはわかっていたけど、やっぱり切ない悲しいですね(;_;)こんな幸せから一転！foolさんのお話は引き込まれますね！書くのも辛くなりそうな展開なので無理されず！でも楽しみにしていますね♪ (2019年12月20日 1時) (
レス) id: 979f5b0d6b (このIDを非表示/違反報告)
まゆ☆まゆ(プロフ) - やっぱりfoolさんのお話は最高です！たくさん更新してくれて嬉しいです。これから更に切なくなっていくと思いますが続きを楽しみにしてます♪ (2019年12月19日 20時) (レス) id: 8a01f69d5a (このIDを非表示/違反報告)
ひ み さ(プロフ) - ここまでの甘々、楽しかったです…続きも楽しみにしてます♪ (2019年12月19日 17時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - そんな私の小言はどっかに置いといて下さい！！！続きハイパー楽しみにしてます＼(^o^)／ (2019年12月17日 23時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 更新嬉しくてすぐコメントしちゃいました笑♪実は勝手に挿入歌のように思ってる曲があるんだけど…宇多田ヒカルさんのPlay A Love Songなんですが…冬から春になる季節感やテンポ感が私の中でシンクロしてて…っていう勝手な感想でした笑 (2019年12月17日 22時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2019年10月23日 13時
