あの時の彼の想い【utit】

34話□ ページ36

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やっぱり駄目だなぁ...




勝手に傷付いて

勝手に苦しんで

彼が決めたことでさえも拒んで








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私が知らんぷりしてたら

関係はこんなになってなかった？

結海ちゃんと彼もそのままだった？



誰も傷付けなかった...?






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｢A大丈夫...?｣



｢あ、うん、大丈夫だよ






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あとさ、ずっと96ちゃんの家居るの迷惑だから
今日実家に帰るね、


荷物は近日取りに来るんで...







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あ、あと、これ返します...｣







｢何で!?A全然迷惑じゃないよ!?｣







｢実を言うとさ、もう新幹線取ってあるんだよね...






御免ね、有難う｣









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私が彼に渡したのは"合鍵"

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