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第23話 ページ27

俺たちが後ろを向いた先に見えたのは、人の姿をした青い巨人。

貴「お、おい古泉。あれは一体何だ?」

俺は後ろにさがりながら古泉に聞いた。巨人は建物を次々に破壊していく。

古「あれは涼宮さんのイライラが限界に達すると、あの巨人が

  出てくるようです。ああやって周りをぶち壊すことで、ストレスを

  発散させているのでしょう。現実世界で暴れさせるわけにも

  いかないから、こうして閉鎖空間を生み出し、その内部のみで

  破壊行動をする。なかなか理性的じゃないですか。物理的には

  自分の重さで立つこともできないはずなんですがね。いかなる理屈も

  あれには通用しません。」

俺たちは驚きで声を出すことができなかった。

巨人は建物を破壊するのをやめようとしない。

古「たとえ軍隊を動員しても、あれを止めるのは不可能でしょう。」

キ「じゃあ、あれは暴れっぱなしなのか?」

古「大丈夫です。見てください。」

巨人の方を見ると赤い何かがいくつも飛んでいた。

古「僕の同士です。僕と同じように涼宮さんに力を与えられた

  『巨人を狩るもの』です。・・・さて。僕も参加しなければ。」

そう言って古泉は俺たちの後ろに下がった。次の瞬間、古泉の周りに

赤い膜のようなものができ、あの巨人の方へ飛んでいった。

貴「・・・デタラメすぎるだろ、あれ。」

しかし、デタラメすぎなのはこれだけじゃなかった。

赤い何かが円を描くと巨人の腕が切れて落ちた。その行動が繰り返され、

巨人は消滅し、古泉が戻ってきた。

古「お待たせしました。最後に、面白いものが見れますよ。」

キ「・・・これ以上に何があるんだ?」

古「あの怪物の消滅に伴い、閉鎖空間は消滅します。ちょっとした

  スペクタクルですよ。」

空を見ると、灰色の空に穴があいた。と思うと穴は亀裂に変わり、

建物が崩壊していった。そして、元の世界に戻った。


帰りのタクシーの中で、古泉は「わかって頂けましたか?」と言ってきた。

貴「わかるわけないだろ。」

古「あの青い怪物を我々は神の人『神人』と呼んでいます。

  さっきの空間はあれでも小規模のものです。放っておけばどんどん

  拡大して、最後には全世界を覆い尽くすでしょう。僕たちが何とか

  しなければ、確実に世界は崩壊するのです。」


家についた俺は、さっきあったことで疲れていたのか、すぐに寝てしまった。

この時俺は、明日あんなことになるとは思ってもいなかった。

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爛那(プロフ) - お久しぶりです。書き込み失礼致します。この度、戦国BASARAでなりきろう!!でクリスマスパーティーを12月20日〜25日まで行うこととなりました。よろしければご参加ください。私も雑賀孫市として6日間とも参加する予定です。 (2012年12月18日 18時) (レス) id: 62632b0f18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Dunkelheit | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suvi/  
作成日時:2012年5月5日 2時

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