第22話 ページ26
あのあとも話は続いたんだが、俺はさっぱり聞いていなかった。
気が付いたときには目的地に付いていた。
横断歩道を渡りながら、こういってきた。
古「今更ですが、今なら引き返せますよ」
貴「本当に今更だな。」
もう引き返せないだろ、ここまで来たら。
古「少し、目を閉じていただけませんか？ほんの数秒で済みます。」
俺たちは疑問を感じたがとりあえず目をつぶった。
すると古泉が手を掴んできて、俺たちを引っ張った。気持ち悪い・・・
古「もう結構です。」
その言葉で目を開けた俺たちは愕然とした。
さっきまで溢れかえっていた人達がいなくなっていて、
空が灰色になっていたからだ。
古「次元断層の隙間、我々の世界とは格別された『閉鎖空間』です。
ちょうどこの横断歩道の真ん中がこの閉鎖空間の壁でしてね。
半径はおよそ５ｋｍ。通常、物理的な手段では侵入できません。
僕の持つ力の１つが『この空間に侵入すること』なんです。」
・・・確かに、見えない壁があるな。触っただけじゃ出れそうにない。
古「地上に発生したドーム上の空間を想像してください。此処は
その内部です。今この時でも、外部の世界では何ら変わらない日常が
広がっていますよ。普通の人はここに迷い込むことは・・・
ま、滅多にありません。」
たまにあんのかよ。駄目だろ。
古「また、閉鎖空間は全くのランダムに発生します。1日おきに
現れることもあれば、何ヶ月も音沙汰無しのこともある。
ただ1つ明らかなのは、『涼宮さんの精神が不安定になる』と
この空間が生まれるってことです。(中略)この世界が涼宮さんの
精神にできたニキビだとしたら、僕はニキビ治療薬なんですよ。」
キ「・・・お前の例えは分かりにくい。」
古「よく言われます。しかし、あなたがたも大したものだ。この状況を
見てほとんど驚いていませんね。」
貴「多少驚いてはいるが・・・いろいろあったからな」
古「！ 始まったようです。後ろを見てください。」
俺たちは後ろを見てまた愕然とした。
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爛那(プロフ) - お久しぶりです。書き込み失礼致します。この度、戦国BASARAでなりきろう!!でクリスマスパーティーを12月20日〜25日まで行うこととなりました。よろしければご参加ください。私も雑賀孫市として6日間とも参加する予定です。 (2012年12月18日 18時) (
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作者名：Dunkelheit | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suvi/
作成日時：2012年5月5日 2時
