第19話 ページ22
俺たちを守るため朝倉の攻撃を食らった長門の顔からメガネが落ち、
レンズが外れた。そのレンズには俺とキョンの姿が映った。
貴「長門!」
驚いている俺たちに長門は、
有「あなたたちは動かなくていい。平気だから。」
と、いつもの顔で言った。刺さったパイプのようなものからは
長門の血が垂れている。
その状態だと全然平気そうには見えないけどな・・・
すると長門は刺さっているパイプを躊躇なく抜いた。
そのパイプは教室にあった机に変わった。
そこに朝倉が近づいてきた。
朝「それだけのダメージを受ければほかの情報に
干渉する余裕はないでしょう?・・・じゃあ、とどめね」
朝倉は笑いながら手を攻撃できる形に変えた。
・・・もうツッコミが追いつかない。放っておこう。
朝「死になさい。」
そう言うと、朝倉は手を伸ばし攻撃してきた。その手は簡単に
長門の体に突き刺さった。
貴・キ「「!!」」
俺たちは声を出すことができなかった。
と、次の瞬間長門が呟いた。
有「・・・終わった」
朝「何が?あなたの3年あまりの人生が?」
俺たちもあまり意味が分からなかった。
有「違う。・・・情報連結解除開始。」
長門がそう言った途端に周りにあったものが消え始めた。
長門を貫いていた朝倉の手も・・・
朝「そんな・・・!」
有「あなたはとても優秀。だからこの空間プログラムを割り込ませるのに
今までかかった。でももう終わり。」
朝「この空間に侵入する前に崩壊プログラムを仕込んでおいたのね。
どうりであなたが弱すぎると思った。あらかじめ構成情報を
使い果たしていた訳ね。・・・あーあ、残念。所詮
私はバックアップだったかぁ。いいチャンスだと思ったのに・・・」
そう言うと朝倉は俺たちの方を向いてこう続けた。
朝「私の負け。よかったね、延命できて。でも気を付けて。
この通り情報統合思念体は相反する意識をいくつも持ってるわ。
いつかまた私みたいな『急進派』が来るかもしれない。
それか、長門さんの操り主が意見を変えるかもしれない。
それまで涼宮さんとお幸せにね。・・・じゃあね。」
朝倉はそう言って消えていった。
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爛那(プロフ) - お久しぶりです。書き込み失礼致します。この度、戦国BASARAでなりきろう!!でクリスマスパーティーを12月20日〜25日まで行うこととなりました。よろしければご参加ください。私も雑賀孫市として6日間とも参加する予定です。 (2012年12月18日 18時) (レス) id: 62632b0f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Dunkelheit | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/suvi/
作成日時:2012年5月5日 2時