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「はい、柚子茶。
これなら妊婦のあんたでも飲めるから」
『ありがとう...』
1口飲むとはちみつの優しい甘さが口いっぱいに広がる。
「それで...何があったのよ」
『あのね...』
私は全て話した。
『...それで多分勇太は別れようって言った気がする』
「そう...それであんたはどうすんのさ」
『とりあえず、家が見つかるまではホテルで暮らそうかなって...』
「妊婦1人でやっていけるの？
こんな事言うのも酷だけどさぁ
今回は諦めた方がいいんじゃない？」
正論だと思う。
東京で、慣れたといってもまだまだ右も左も分からない。
頼れる友達なんて居ない。
このママだけ。
そんな状態で子育てなんて難しいし、何より自分の精神面が不安。
『でも、私はこの子達を産みたい。
ちゃんとできるか分からないけど...
産みたい...』
「待って、この子達って事は1人じゃないの！？」
『双子...』
そう言うとママは深いため息をついた。
「あんた...
はぁ...そうね、あんたは頑固だから決めたら曲げないわよね。
あたし、マンションいくつか持ってるの。
一室貸してあげるわ」
『いいの？』
「仕方ないじゃない。
あんたをほっとけないんだから
家賃2万で家具付き。確か...２〜３個あるからえらびなさい」
そう言って見せてもらったお部屋は到底2万で住めるとこではない。
『ママ...これ10万は軽くするよね？』
「愚痴愚痴言わないの！
早く決めなさい」
『ここがいいです...』
選んだマンションは勇太の家から遠いところ。
それでも病院と職場には近いところを選んだ。
「分かったわ
じゃあ手配するから少し待ってなさい」
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いおこたん - もう、初心者レベル越えてる！！ 久々に最初から読んだけど、感動しかないです。これからも、頑張ってください♪ (2020年1月14日 23時) (
レス) id: e3a0059b0a (このIDを非表示/違反報告)
ハルヒ(プロフ) - yycyttreさん» お待たせ致しました！！読んでくれてありがとうございます！ (2019年11月1日 10時) (レス) id: 1065581986 (このIDを非表示/違反報告)
yycyttre(プロフ) - めっちゃ続き気になります！更新待ってます！！ (2019年11月1日 1時) (レス) id: e5d647a456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルヒ | 作成日時：2019年10月22日 9時
