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『あーもう、やだ』
オフィスみたいな廊下を歩く。
オフィスなんて歩いたことないけど。
「ふふーん、んふふ」
隣を歩くのはご機嫌な勇太くん。
はい。負けました。
蹴飛ばしたい。
「ここが楽屋だよ」
通された部屋は私たちが出会った部屋みたいだった。小さいけど。
『勇太1人?』
「そーそ、今日は個人の仕事だからね、これが終わったらみんなと合流。
はい。飲む?」
『ん。ありがとう。
そうなんだ』
受け取ったお茶を飲む。
うげっ、これ緑茶だ。
「よくたどり着けたね」
『大変だったよ。
結局タクシー使ったし』
「ごめんね」
『そう思うなら、朝ちゃんと起きてよ
勝手に目覚ましとめないでよ』
「起きるのは…無理…」
『無理って…はぁ…』
全く…こいつは…
コンコン
「すみません!神宮寺さん!お願いします!」
『行っておいで』
「うん、今日遅くなるかもだから先に寝てて」
『はいはい、頑張ってね』
部屋を出ていく勇太。
『よし、帰ろっと』
建物内でも迷子になったのは秘密。
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ハルヒ(プロフ) - yycyttreさん» わぁーー!ありがとうございます!!!凄く嬉しいです!これからもよろしくお願いしますね! (2019年10月21日 0時) (レス) id: 1065581986 (このIDを非表示/違反報告)
yycyttre(プロフ) - 一からずっと読んでます!最高です!! (2019年10月21日 0時) (レス) id: e5d647a456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルヒ | 作成日時:2019年10月5日 12時