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Aside
私は今日も秀吉さんを看病しに行くため、
豊臣のお城の中を歩いている。
三成さんに秀吉さんの看病を頼まれてから秀吉さんが少しでも良くなるように、自分なりに精一杯のことをしてきた。
………つもりなのだけど。
看病しに行くと何故かいつも秀吉さんのペースに流されてしまう。
そして今、私は温かいお湯の入った桶と布を持って部屋の前に立っている。
一度深呼吸をして声を掛ける。
「失礼します。」
ふすまを開けると上半身を起こした秀吉さんが笑顔でこちらを見ていた。
その笑顔に胸が締め付けられる。
…………落ち着け…私。
今日は重要な任務を果たさなければならないのだから。
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作者名：旅人H＊* | 作成日時：2018年1月20日 20時
