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*包み隠さず ページ11

Aに呼び出されて練習室に行くと普段着のAが突っ立ったまま、鏡に向かって話してるのが見えた。

一人で何してるんだろう。って言うか一人で話してるし(笑)



「A?」

「っ、ん!?あ、み、ミニョナ」

「そんな驚いてどうしたの(笑)」

「いや、いや…何でもないけど、」



絶対何でもない事ないでしょ、って心の中で突っ込んだ。だって明らかに様子がおかしいし、こんなにアタフタしてるの久しぶりに見たよ(笑)

Aに詰め寄ればさっと自分のカバンを拾って後ろに隠した。あ、もしかしてこれ?




「今何か隠した?」

「え!?いや、何も?」

「ほんとに?様子がおかしいけど?」

「な、何でもないって、!ミニョニこそなんかおかしいけど?」

「僕はいつも通りだから(笑)ね、何隠してるんですか〜?」

「いや、だから何も、って、!ミニョナ!」




彼女の背中に手を回してカバンを掴めば呆気なく僕の手の中にカバンがやって来た。取り返そうとするAに取られないように動かしていると、ぽろっと小さな箱が零れ落ちた。



「あ、ちょっと、!」

「ん?これなに?」

「いや、えっと……」



口ごもる彼女の顔が少しだけ紅いのはきっと気のせいじゃないはず。ちょっとぐらい…期待してもいいだろうか。




「み、ミニョンが…」

「ん?僕が、なに?」

「た、誕生日だから、プレゼント買ったの」




真っ赤な顔で俯くAになぜか僕まで恥ずかしくなってきた。こんな風に女の子にプレゼントを貰うのは初めてだし、ましてやAからなんて、




「ほんとに?」

「…うん。」

「あけてもいい?」

「、うん…ってもう開けてるじゃん(笑)」




早く中身を知りたくて深いブルーの包装紙を破いた。小さな箱の蓋をゆっくり開けると、中から小ぶりのブレスレットが入っていた。




「うわあ…凄い綺麗、」

「う、そう?」

「うん。つけてもいい?」

「もちろん」




自分の手首につけて見れば部屋の明かりに照らされて控えめに光ってるゴールド。




「やっぱりミニョンは何でも似合うね」

「なに言ってんの。Aのセンスでしょ」

「違うよ、ミニョンがかっこいいからだよ」




そう言われるとなんだか恥ずかしくて自分でも顔が紅くなるのが分かる。


やっぱり、どうしても僕はAに弱い。

おんにの企み→←蓋を開けてしまえば



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umi - ミニョンとのからみ、最高です! キュンキュンしながら、読んでいます!! 更新頑張ってください♪♪♪ (2018年3月29日 21時) (レス) id: 648b18a84a (このIDを非表示/違反報告)
しゅあ(プロフ) - すごく面白いです!ミニョンとの絡みとかすごくキュンキュンしながら読んでます!更新頑張ってくださいね!応援してます! (2018年3月25日 23時) (レス) id: 85e49f0ccb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モモ x他1人 | 作成日時:2018年1月31日 23時

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