81度目の人生 ページ39
ばっと頭を下げそう言った実弥さん。
『うん、任せて。私が助けるから。』
そう言って微笑むと実弥さんもポロポロと泣き始めてしまう。
きっと長男だからここまで気を張り詰めていたんだろうなと思いながら頭を撫でる。
それからしばらくみんなで泣き続けて下の子達は皆泣き疲れた用で寝てしまう。
小芭内も隣でこくりこくりと船を漕いでいる。
『んー、参ったなぁ…どうやって帰ろうかな…』
そういった所で実弥さんがあっと声を上げる。
実「俺ら帰る家が…」
『あぁ、それなら私の家に来ればいいよ。』
その言葉にいいのかぁ?と不安そうに聞き返してくる。
『うん、勿論。私の家無駄に大きいくせに暮らしてるのって私しかいないし。あぁ、でも今日から小芭内もいて、あと少ししたら女の子ふたりくるんだけどね。』
あ、それと地下の部屋に君たちのお母さんもいるわ、と言えばお袋が!?と詰め寄ってくる実弥さん。
『どうする?うちくる?』
実「…鬼殺隊ってぇのは、給料入んのかァ?」
『うん、入るよ。柱になったらお屋敷とか貰える…』
実「鬼殺隊に入ればその鬼舞辻無惨ってのに会えるか?」
『んー、可能性としてはゼロではないよ。』
まぁ原作が始まれば嫌でも会うことになるだろうけどね、と心の中で思う。
実「なら、俺を鬼殺隊にいれてくれ。」
『…危ないよ。鬼殺の剣士はいつ死ぬか分からないから。』
原作を知っている私は入って欲しいと思うが、こちらで暮らす夢幻Aとしては危ないから入って欲しくないという方が強い。
しかし、実弥さんはそれでもいいからと言う。
『分かった。いいよ。ただし!途中でめんどくさくなって逃げ出すなんてことはするなよ。そんな生半可な覚悟なら稽古中に容赦なく切り捨てる。いいな?』
実「あぁ?望むとこだァ。」
その会話を玄弥くんが聞いてたなんて私達は知らなかった。
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鮭大根(プロフ) - ウェーイ( ・∇・)面白いです!!これからも頑張って下さい!!応援してます!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月23日 2時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - や、やばい!続きのお恵みをっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2020年8月23日 0時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます!頑張って続き書いていきますね! (2020年7月5日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
絢 - この話すっごく好きです!続きも楽しみにしてます! (2020年7月1日 17時) (レス) id: 456d2e2709 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - つむ狐さん» ありがとうございます!更新停止してしまっていましたが、これからまた更新を頑張っていくのでお願いします! (2020年6月23日 5時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年5月13日 20時