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72度目の人生 ページ30

あれから一時子供達とお話をしていれば、悲鳴嶼さんからA…と呼ばれる。



子供たちには席を外してもらって、悲鳴嶼さんと2人で話す。



悲「お前が助けたあの二人の姉妹だが、今は別々の場所で育手の元で鬼殺の剣士になるため、修行を行っている…」



しのぶちゃんとカナエさんの事だよね…


名前聞いた事あったような気がするけれど、原作知識が邪魔して聞いたかどうかが分からなかった。


なので、ボロを出さないようにあの子達が…?とあやふやにして言う。



悲「あぁ、本当はお前にも礼を言いたがっていたが、帰ってこなかったからな…」



『す、すみませ…』



苦笑いで謝ればもう過ぎたことだと柔らかく微笑んでくれる悲鳴嶼さん。



悲「別々の育手の元で修行しているが、Aさえ良ければ、Aの元で育てて欲しい。」



原作通りの展開で安心したが、急にそんなことを言い始める悲鳴嶼さん。



確かに、原作を知っている私が稽古をつければ原作と変わるかもしれない。



しかし、もう原作通りの展開になっているのに何故悲鳴嶼さんはこのようなことをいうのだろうか。



『え?でも別のところに行っているのでは…?』




悲「あぁ、しかしAが育ててくれるのであればあの子らはもっと強くなれる。」



とりあえず困惑していることを伝えるために、そう言うが、悲鳴嶼さんから嬉しい回答がきた。



断る理由は見つからない。



もしもの悪い可能性を考えていたら、きっと私は進めなくなってしまう。



今日まで救えなかったことを引きずってしまったように。



だから私は明るい未来だけを考えることにした。勿論、最悪な未来も頭にはいれている。




けれど、明るい未来のために今できることは…この話を受けること。




『…んー、育手の方に失礼にならないのなら、私が柱と同じ強さを誇れる剣士に育ててみせましょう。…そう言えば名前は…?』



私はそう悲鳴嶼さんに了承の返事をし、ボロを出す前に2人の名前を聞く。


悲「育手の元へ鴉を飛ばそう…二人の名は姉の胡蝶カナエとその妹胡蝶しのぶという。」



悲鳴嶼さんが鴉を呼んだので私も弥生を呼ぶ。



そしてそれぞれの場所に手紙を持った2羽を向かわせる。




『カナエさんとしのぶさんかぁ…いい名前ですね。』



悲鳴嶼さんはあぁと答えて席を立った。

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鮭大根(プロフ) - ウェーイ( ・∇・)面白いです!!これからも頑張って下さい!!応援してます!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月23日 2時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - や、やばい!続きのお恵みをっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2020年8月23日 0時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます!頑張って続き書いていきますね! (2020年7月5日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
- この話すっごく好きです!続きも楽しみにしてます! (2020年7月1日 17時) (レス) id: 456d2e2709 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - つむ狐さん» ありがとうございます!更新停止してしまっていましたが、これからまた更新を頑張っていくのでお願いします! (2020年6月23日 5時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年5月13日 20時

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