57度目の人生 ページ15
悲鳴嶼side
私は柱となって順調に鬼を狩り続けていた。
柱となってからはAとの関わりも少なくなってしまっていた。
お互い柱であるため、任務で忙しいのはしょうがない事だとわかってはいてもまだ幼いあの少女のことが心配でならなかった。
そんなある日、私は鴉の言った任務先へ行っている途中だった。
横から凄い速さで合流してきたのはAだった。
『え、悲鳴嶼さん!?』
悲「南無…Aか…久しいな。元気にしていたか?」
『は、はい。あの、もしかしてこの先の街に出るという鬼を狩りに行く途中だったりします?』
Aから焦りという感情がひしひしと伝わってきた。
私はAの言った通り、この先の街に任務を貰っていたのでそれを肯定した。
するとAから物凄い殺気が漏れ、私はその殺気に一瞬怯んだ。
その間にAは更に走る速さを上げ、私を置いて街の方へ行ってしまった。
私が着いた頃には全て終わっていて、彼女が泣きながら謝っている傍には震え泣いている幼い少女が二人いた。
部屋は血の海でAが間に合わなかったことを教えてくれた。
否、間に合ったと言っていいのかもしれない。
私があのペースで行っていたら子供達はどうなっていた?
Aが早く行ってくれたおかげで助かったのだ。
私はあの日改めて彼女の凄さを知った。
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鮭大根(プロフ) - ウェーイ( ・∇・)面白いです!!これからも頑張って下さい!!応援してます!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月23日 2時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - や、やばい!続きのお恵みをっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2020年8月23日 0時) (レス) id: 11a9c593be (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます!頑張って続き書いていきますね! (2020年7月5日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
絢 - この話すっごく好きです!続きも楽しみにしてます! (2020年7月1日 17時) (レス) id: 456d2e2709 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - つむ狐さん» ありがとうございます!更新停止してしまっていましたが、これからまた更新を頑張っていくのでお願いします! (2020年6月23日 5時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗夜 | 作成日時:2020年5月13日 20時