愛されたい８ ページ9
あの場の空気に耐えれなくなってオールマイトに一言謝ってから私は逃げるようにその場から離れる。
『お母さん、ただいま…』
引｢おかえ…出久は？｣
おかえりの一言もくれないの？
『帰りにオールマイトに会って、それで出久オールマイト好きだからふたりてお話したいかなって…』
引｢だから置いてきたの？あの子は無個性だから帰りに敵に会ったりでもしたら抵抗出来ないでしょ！？今すぐ迎えに行きなさい！｣
私は帰宅したばっかなのに、おかえりの一言もくれないで、出久、出久って…
少しは私のことも見てよ…お母さん。
『ごめ、なさい…』
私は回れ右をして今来た道を引き返す。
でも、こんな気持ちのまま出久を迎えに行く気にもなれなくて商店街近くのゲームセンターに行くことにした。
零れそうになる涙を堪えて、ただひたすら歩き続ける。
ふと、路地裏から見知った声が聞こえてきたので覗けば、勝己とその取り巻きたちがいた。
勝己達は出久の話をしているのか、そんな会話が聞こえてくる。
『(あれ、あのペットボトル…入ってるのさっきの敵？)』
暗くてよく見えなかったが近くにペットボトルに詰め込まれたさっきの敵がいて。
『勝己！とその取り巻きくん達！！逃げて！！』
勝｢あぁ？またてめぇかよ！！んでここにいんだよ！｣
手をボンボンさせながら近づいてくる勝己。
しかし、足元には今にも出てきそうな敵。
勝己が足元にあるそれに気づかず蹴り飛ばしてしまう。
『最悪…勝己のばか！！なんで蹴っちゃうの！？』
勝｢あぁん？俺の道にいるのが悪ぃんだろうが！！｣
後ろにいる取り巻き達の顔が恐怖に染まる。
『あぁ、ほんとに最悪。なんなの今日は！！』
テレポートのイメージをして勝己達に触れる。
瞬間勝己達たちは商店街入口に飛ばされ、私はヘドロ敵につかまる。
『ふっ、んん…(やばい、苦しい…あぁ、でもこのまま乗っ取られればお母さんから心配されるかな？)』
でもそんなことをして気にかけてもらいたい訳じゃない。
ちゃんと私がしたことで見てもらいたいんだ。
『んぐ、うぅ…んー！(酸素が入ってこない…まずいイメージができな…)』
遠くの方で勝己が怒鳴ってるのが聞こえる。
だめだよ、近づいたら。
勝己がわざわざ危険を犯す必要はないもん。
苦しい思いをしたり、痛い思いをするのは私だけでいいの。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - なんか...コタローはひとり暮らし、のキャラみたい...？(((( (2022年12月3日 9時) (レス) @page42 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - カノン(。・ω・。)ゞさん» え、まじですか笑ありがとうございます (2021年7月13日 0時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(。・ω・。)ゞ - 好きなものダダ被り！www応援してます！ (2021年7月11日 21時) (レス) id: f39ef1e54a (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - すややさん» ありがとうございますー！毎日更新目指してるので是非読んでくださーい (2020年5月18日 23時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗夜 | 作成日時：2020年4月23日 11時
