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「ちょっと、岩ちゃーん。Aちゃん泣かせたの?」

「バッ…!ちげぇよ。クソ川」

及川先輩の声で俯きされるがままのだったのをやめ顔を上げた。

「岩泉先輩、ありがとうございます!」

今度はちゃんと聞こえるように言うとドリンクを作りに行った。

ボトルに次々とスポドリの粉を入れていった。

「また一人でやってんの?手伝うから貸して」

「おはようございます。じゃあ、ここらへんまで水入れてもらっていいですか?」

横に来た松川先輩にボトルを一つ渡すとお願いした。

「あ!そういえばこの前ホットミルク飲んだら疲れ取れました。ありがとうございます」

「それなら良かった

花巻も手伝ってくれー」

緩く口角をあげて優しい瞳をした松川先輩私から目線から外し今来た花巻先輩を呼んだ。

「松川、Aちゃんおはよー」

「おはようございます」

「はよー、これよろしく。」

松川先輩と花巻先輩のおかげであっという間に作り終わった。及川先輩と岩泉先輩も練習試合の準備をしていてくれたので八時半にはすべて終わった。

その頃には段々とみんな集まり出しレギュラー陣は全員いた。

「国見さん、おはよう。いつもギリギリなのに珍しく速いね」

「金田一が迎えに来たから仕方なく。眠たいのに」

あくびをすると目元を擦った。本当に眠そうだ。

「じゃあ、頑張って起きたからコレあげるよ」

笑いながら塩キャラメルを彼に渡した。

「これって………」

「いつも食べてるから好きだと思ったんだけど違った?」

手の中の塩キャラメルを見つめながらボソッと何かを言ったと思うけどよく聞き取れなかった。

「ミーティング始めるよー」

「………はーい」

なにか言った?と聞こうとしたら主将に呼ばれ聞けずにミーティングが始まった。

「じゃあ、ちょっと早いけどミーティングするねー。今日は十時半から梟谷と練習試合。それまで各校で練習、一試合終わったら昼休憩挟んで午後からまた練習試合。

それで、梟谷についてだけどAちゃんお願い。」

主将に呼ばれ前に行くと岩泉先輩に伝えたことを言った。
木兎光太郎も脅威だが、彼の調子をあげれる赤葦京治も要注意だと。

「……さて、基本情報はこんなもんで青城が勝つには…」

「あ!まって!まって!今回は無しでいいよ。練習試合だしまずは俺達で対応するよ」


唯一青城が勝ちそうな手が思い浮かんだが今回は不要だったみたいだ。

「………わかりました」

そう言った私はちゃんと笑えてたかな?

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みなみ(プロフ) - すごく面白かったです!最新きながにまってます! (2021年5月5日 0時) (レス) id: cc9951f69a (このIDを非表示/違反報告)
KIHARU(プロフ) - ちょこれえとさん» ありがとうございます。 (2020年1月2日 7時) (レス) id: f7a2f8183b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれえと - めっちゃ面白いです! これからも頑張ってください!! (2019年12月31日 22時) (レス) id: cdd2774812 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KIHARU | 作成日時:2019年8月14日 19時

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