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次は私のサーブから。流石にノーブロックはきついからゆうがブロックして、私と先輩がレシーブする作戦だ。
さて、サーブだけどどうしようか……
ネットが高くなってるから前みたいに打ったら入らないしな………
悩んだ末フローターサーブで威力はでないが松川先輩と花巻先輩の間を狙うことに。
ボールは私の手を離れ吸い込まれるように二人の間に行きそうだったが、ネットに引っかかりそうだ。
入れ！入れ！
その思い通じたのかボールは及川先輩の元に。
松川先輩がトスを上げ花巻先輩のスパイク。
よく見ろ。花巻先輩の体の向き手の角度、トスの高さどの位置からトスが来るのか、ブロックの手の位置。そして考えろ。その時の花巻先輩が得意なコースを。
ここだ。
すぐにそこに行くと思っていたとおりスパイクが来た。レシーブをしたが男子の強打は初めてとったのだ。上手く取れずにあさっての方向に……
「…っ……つぎ取ります」
二人に頭を下げるとネット際に行きどうやったら取れるか考えていた。
後半につれ男子の強打にも慣れ、取れるようになったが点数は20対24。
ここで落としたら私達の負けだ。
花巻先輩のサーブを岩泉先輩がきれいに返してくれた。
ゆうの方を見ると助走距離確保済み、岩泉先輩も打てる状態。岩泉先輩の方を向きボールが落ちてくるのを待った。
松川先輩は岩泉先輩の方に向かう。それもそのはず今までバックトスは上げてなかったのだから。
ゆうには事前に伝えていたので、ブロックフォローにはいっていない。
あざ笑うかのようにきれいにバックトスを上げゆうは見事に決めてくれた。
「ゆう、ナイススパイク！」
「ナイストス！」
三人でハイタッチをすると岩泉先輩はサービスエリアに次も取るために気合を入れた。
サーブをうまく返され次のスパイクは松川先輩か花巻先輩。
………違う！この場面は……及川先輩のツーだ。
そう思い前に走り出し滑り込んだが間に合わず静かにボールが落ちた。
負けた……
滑り込んだまま立ち上がろうとしない私に岩泉先輩と金田一さんが手を差し出してくれた。
恐る恐る二人の手を掴むと力強く握り返してくれて、起こしてくれた。
「すいません。最後の取れませんでした。」
「よく反応できたな」
「そうだぜ？ほら、そんなしょぼくれた顔しないで片付けるぞ」
感心したように言う金田一さんと沈んでる私を元気づけるように髪がグシャグシャになるほど撫でてくれた岩泉先輩。
六人で片付けを始めた。
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みなみ(プロフ) - すごく面白かったです！最新きながにまってます！ (2021年5月5日 0時) (
レス) id: cc9951f69a (このIDを非表示/違反報告)
KIHARU(プロフ) - ちょこれえとさん» ありがとうございます。 (2020年1月2日 7時) (レス) id: f7a2f8183b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれえと - めっちゃ面白いです！ これからも頑張ってください！！ (2019年12月31日 22時) (レス) id: cdd2774812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KIHARU | 作成日時：2019年8月14日 19時
