愛を聞かせて Reo.S (1)

Episode 15 ページ16

You side









*






で。

朝起きて楽しみすぎて

9時半に駅前に着いちゃった。


どこから来るかな〜


なんて

浮かれちゃってた私。

社長から、あ、プライベートだから

玲於さんから電話





玲［もしもし］


　「あ、もしもし」


玲［ごめん今日行けねえ］


　「え？！」


玲［ごめん、ちょっと用事できた］


　「…全然大丈夫です！」


玲「今どこ？外でた？」


　「家です！さよなら！」





楽しみにすぎてた分、

残念も大きい。

やけくそみたいに電話切っちゃった。

せめてもの反抗。


はぁ、帰ろう。

そう思って家に帰る道に歩こうとしたとき、





亜「A？」


　「あれ？白濱くん」


亜「なにしてんの〜？」


　「ん〜と、」


亜「あ、俺はぶらぶらしようと思って」


　「私は今から帰る」


亜「あ、じゃあオムライス食いに行こうよ」





白濱くん。私が話したくない事

話そうとしてるってわかったのか

すぐに話題を自分にする。

すごいな〜白濱くん。

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