地平線の向こう側 (ページ28)

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僕は、今の気持ちをAさんに素直に伝えた。

源『僕、売れてるじゃない？

でも、僕のこと、僕自身のことをみてくれてる人っていないんじゃないかな。

そう思った時にすごい孤独感に苛まれて。

ずっと孤独だなぁって思ってたの。

だから、寂しいとか、忙しいとか、そういう言葉をよくいうようになった。

でも、それって自分自身に対してのエゴでしかなくて。

だって、Aさんと歌ったじゃないですか。

【世界はひとつになれない】って

とっくに気付いてたんだよね。

僕は孤独じゃないって

一人じゃ孤独を感じられないって。』

A「そうですよ。源さんの歌を待ってる人がいます。

私もそのうちの1人ですからね。

人は人だから、自分は自分だから。

孤独、でいいんじゃないかな。」

そう言われて、僕はふっと気持ちが軽くなった。

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