鬼舞辻無惨のそっくりさん (ページ7)

今日:3 hit、昨日:18 hit、合計:344,525 hit

伍話ページ7

あの後私は家に帰り、風呂に入ってからすぐに寝た。

夜が明けて、朝。

今、私は絶望している。

何故かって?

本来なら昨日終わらせる筈だった書類が残っているからだよおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!

え?会社はどうしたって?

今日は休む。

はぁ、やるか…

昼までに終わると良いのだが……。

やっっっと終わった…

今何時だと思う?

14時だよクソ野郎

昼ご飯も食べていないし、最悪だ…

まあ腹は減ってないし、今日は食べなくていいや。

あぁ、こんな生活しているからいつも部下に

“青白くて死にかけみたいっすね”

とか

“お葬式には絶対行きますから、安心して下さい!”

とか言われるんだろうなぁ

なんか思い出したらムカついてきた…

よしっ、気分転換に散歩行くか。

今日は着物で良いか…

えっと、黒の無地の着物に、彼岸花が描かれた黒い羽織を羽織ってっと…。

この羽織、実は紅い彼岸花の中に一本だけ青い彼岸花が描かれていたりする。

私のお気に入りなのだ。

ん…?

あんなところに、屋敷がある…

ここら辺は全く使わない道だから、気付かなかったな。

あ、看板に、何か書いてある。

えっと…何々…?

万世極楽教?

初めて聞く名前の宗教だな…

気になる。

一寸おじゃましてみよう。

その後、私は万世極楽教という看板が掲げられた建物へおじゃましてみた。

そして、通された部屋で十五分程経った頃。

私は今、信者らしき方に教祖のいる部屋に案内されている。

教祖とは一体どんな方なんだろうか…

部屋の前に着くと、信者が扉を開けた。

部屋の中を覗くも、全体的に暗いので、教祖の顔は見えない。

だが、それは相手も同様らしい。

「やあやあ、俺は童磨。

　万世極楽教の教祖をしているよ！

　君は、どんな悩みがあって此処に来たのか
　な？」

なんか軽くないか…？

えっ？

この人が教祖？

でっかいお屋敷の主？

……………えっ？

あっ、そうだ、人は見かけによらないもんね、きっとこの人も実は凄い人なんだろう、そうだよね！

「おーい？」

ﾊｯ！

また考えすぎていたな…

気をつけなければ…。

『嗚呼、済まない。

私が今日此処に着たのは、部下達についてだ。

私の部下は皆個性が強く、まとまりがなくてな…』

「ほうほう。」

(次ページにいきます！)