鬼舞辻無惨のそっくりさん (ページ14)

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壱拾壱話ページ14

ここからは原作とは違う流れになります。

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〈炭治郎side〉

すると、胡蝶さんが話し始めた。

「もし宜しかったら私の屋敷で尋問しましょう
　か？」

それに反応して、煉獄さんも発言する。

「うむ！！

　そうさせて貰う！

　では蝶屋敷に移動しよう！」

蝶屋敷とは、鬼舞辻が眺めていたあの屋敷らしい。

もしかしたら、禰豆子が人間に戻れるかもしれない。

そうでなくとも、何かしらの情報は得られる筈だ。

俺が禰豆子の手をギュッと握ると、禰豆子も握り返してくれた。

繋いだ禰豆子の手は、とても温かかった。

〈Aside〉

ハァイ皆★

今絶賛激おこ中のA君だよ★

ん？なんか語尾に黒い星が見えるって？

…………気のせい気のせい！

今、私は敵対会社に捉えられ、拘束されている。

ってゆーかめっちゃ怖いこと話してるよ此奴ら。

尋問だの滅殺だの………

マジで怖えよ！！！

私どうなるの!?!?!?

生きて帰れるかな……

いや、無事に帰っても、このまま仕事が出来なかったら上司に殺される……！！！！！！！

詰んだあああああアアアアアァァァァァ！！！

そうしているといきなり体が持ち上げられ、担がれる。

びっくりした……！！

一言声かけろよ！

心臓口からまろびでるかと思った！

すると、浮遊感が襲ってくる。

私を担いで走っているらしい。

一体何処へ連れて行かれるのだろうか。

其れからすぐに、降ろされる。

硬い地面に座らされたあと、目隠しを取られた。

いきなり光が目に入ってきたことにびっくりして、顔を顰める。

どうやら私の目隠しを外したのは、羽織の模様が二種類の男のようだ。

私が何故連れてきたのだと口を開こうとしたとき、蝶の髪飾りをつけている人が、言葉を発した。

「鬼舞辻無惨、貴方に今拒否権はありません。
　なので、これからする質問に、きちんと答え
　て下さいね。」

…………怖っ。

この女の人、ニコニコしているわりに、毒はいてくる。

逃げられるかな……

「ああ、そうそう。

　もし此方の意図にそぐわない行動をしたら、毒を使
　って滅します。
　毒が効かなかったら此方にいる隊士が実力行
　使しますので、お忘れなきよう。」

見透かされた!?