スノの裏側

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阿部side

ふっかから一緒に来て欲しいと言われ必要そうなものを持ってリハ室を出る。少し行った先に吐瀉物が広がっており、近くのベンチには目黒に寄りかかったラウールが顔色をなくしてタオルを口元にあてがい俯いている。

「目黒！ラウール！今どんな感じ？」

目黒「吐き気がなかなか収まらないみたいで.......もうえづいてるだけで吐くものもなさそうなんでベンチで様子見してました。なんか貧血っぽいっす。」

深澤「貧血か.......かなりしんどそうだな。ラウ？一応袋置いとくから、もしまた吐きそうになったら使ってな。あと横になれそうだったら横になろ。足高くあげた方がいいから。」

ラウ「.......はぁ.......この.......ままで.......っ.......」

阿部「うん。落ち着いたらでいいからね。水は飲めそ？脱水怖いから飲めそうなら飲んどこ。」

ラウ「ｺｸｯ.......はぁ.......はぁ.......はぁはぁ.......ｹﾞﾌｯ.......エッ.......はぁはぁ.......」

目黒「おっと！大丈夫大丈夫。気持ち悪いよなぁ.......

落ち着いた？ちょっと汚れちゃったからタオル外すよ？」

深澤「貰うよ。全部袋に入れちゃお。俺と阿部ちゃんで廊下片してくる。もし横になれそうだったら横にしてやって。」

目黒「分かりました。お願いします。」


阿部「ラウール、大丈夫だからな。これ終わったらゆっくり休もうな。」

ラウ「はぁはぁ.......ぐすっっ.......ｺｸｯ.......」

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