年齢とは ページ4
バイトも終わって現在時刻は19時少し過ぎ。
恐る恐るお店から出る…。
「A,こっちだ」
呼ばれた先を見ると,高級車の横に立つ三途春千夜さんが居た。
あ、帰ってなかった…。やっぱ居た…。
『お待たせしてごめんなさい。…私に何か用でしょうか？』
「車乗れ,家まで送る。話がしたい」
『は？』
「あ゛？」
『…失礼しますｯ乗らせていただきます…！』
ドスききすぎな！？
怖すぎだよ…。
三途春千夜さんはそれから私の家の住所を聞いてきた。素直に教えた。
「A,何歳だァ？」
『ﾋｯ…17歳ですけど…』
「17ァ！？じゃあテメェ高校生なんか！？」
歳聞いてきたのそっちなのになかなか失礼な反応だなっ！
『高一です,訳あって1年生2回目してます』
まじかよ…と運転席から驚愕の声が聞こえる。
なんか癪だから聞き返そう。
『そういう三途さんは何歳なんですか？』
「…30よりの20代後半」
『…は？』
全然10代って言われても納得しちゃうくらい若々しいんだが？
てか、なんだその変な返答は。
「は？ってなんだよ、は？って」
『いや、三十路近いなんてそんなふうに見えなくて…』
「まぁな！」
お互いが意外な年齢してるみたいで、2人とも驚いてしまった。
「そういえば、さっき買ったミルクティーお前にやる」
『え？大丈夫ですよ、三途さんのでしょう？』
「いいから貰っとけ！」
ちょっと強めの口調になると同時にぐんとアクセルを踏み込む三途さん。
『いやだぁぁあ！怖い無理とばさないで…！！』
「じゃあ大人しく貰っとくことだな！」
『はっはいぃ…！』
三途春千夜は強引なところがあるらしい。
ミルクティーは有難く頂戴した。
三途さんは満足気な顔をして速度を落としてくれた。
そして一言
「ストローも使えよ？」
なんでニヤつきながら言うのですか…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 225人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優夛ﾕﾀ(プロフ) - (プロフ)さん» そうです、すわぁんずサンです！お気に召していただけたら何より… (2021年10月22日 22時) (
レス) id: b0cbcacbf6 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うおｯ、すわぁんずサンですか。 (2021年10月22日 17時) (レス) @page5 id: afa1133b59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優夛ﾕﾀ | 作成日時：2021年10月15日 22時
