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眠気と戦いながら、月曜日三限の授業を受ける。寝ちゃダメだ。これは韓国語の授業。テヒョンさんと韓国語で会話を出来るようにするために、私はこの授業をやり遂げなければならない…！
ノートに先生の書いた文章を写していく。正直言ってめちゃくちゃつまらない。こんな単純作業するんだったら…
「ねえ、こんなの聞いてるより僕と話した方が絶対すぐにペラペラになれるよ」
「そうそうテヒョンさんと話した方が絶対効率いいし楽し…………」
今私の耳に聞こえた世界一かっこいい低音ボイスは幻聴？いやいや、テヒョンさんがここにいるわけないじゃないか。今は新しいアルバムの作業で忙しいって言ってたし、それにここは大学だ。
「Aはいつもこういう所で勉強してるんだねえ」
そう。大学に。マスクをして、ハンチングを被ったテヒョンさんなんて、いるわけないのに。
「テ、っ…！？」
「いひひ、しーっ、授業中でしょ」
なんでいるの！？
思わず大声を出しそうになったけど、間一髪のところで声を飲み込んだ。幸運にも最後列に座っていたおかげで、周りには気づかれていない。
【時間空いたから来た！】
【どうして教室分かったんですか？】
【前に月曜に韓国語勉強してるって言ってたから！掃除のおじさんに場所聞いた】
声に出さず、カトクでやり取り。
私の授業の予定なんて、本当にさらっとなんでもない会話の中で言ったくらいだったのに、よく覚えてるなあ。
【ねえ、サボっちゃダメ？】
「ちょっ…！」
私の答えを待つことなく、テヒョンさんが私の手を引いてすぐ後ろの扉を開ける。眠気に負けて船を漕ぐ学生達も、黒板に向かっている教授も、誰も退席しようとしている私たちに気づかない。
教室を出てすぐ、目に入ってきたお昼の日差しが眩しくて目を瞑ったら、すぐに降ってきたテヒョンさんからのキス。
「んふ、目閉じたからちゅーして欲しいのかと思った」
誰かに見られてたらどうするんだ！と肩を軽く叩くと、テヒョンさんが楽しそうに笑った。
行こ！と先を歩くテヒョンさん。さっきまでの眠気は吹き飛んで、私もトートバッグを肩に掛け直してテヒョンさんの腕に抱きついた。
「どこに行くんですか？」
「んふふ〜、ひみつ！」
平凡な日常が一変。
私の、特別な一日が始まる。
―――
新作です。もし良ければ遊びにいらしてください^^
予 行 恋 愛【JK】
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るめ(プロフ) - ジャスミンさん» ジャスミンさん、すごくすごく嬉しいコメントをありがとうございます…！テヒョンの持つふわふわしていて優しい雰囲気で幸せなお話を書きたいと思っていたのでそう言って頂けるとすごく嬉しいです^^！これからもお暇な際にぜひお付き合い下さい！ (2019年10月14日 1時) (
レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン(プロフ) - なんかもう、ずっとずっとこのお話の2人を読んでいたいし 幸せ気持ちになるし何度も何度も読み返しました(;_;) 癒しをありがとうございます更新楽しみにしてます。るめさんの文章力、文才、表現力に乾杯(;_;) (2019年9月28日 2時) (レス) id: a2850f3adc (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - 千晃さん» 千晃さん、そう言って頂けてすごくすごく嬉しいです^^* まだ少しこの2人のその後のお話は続いて行きますので、よければお付き合いください！コメントありがとうございました！ (2019年6月19日 20時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
千晃(プロフ) - もっとこのお話読んでたいです！！続きも楽しみにしてます！！！！！ (2019年6月17日 17時) (レス) id: 541a949c76 (このIDを非表示/違反報告)
るめ(プロフ) - ねおさん» ありがとうございますーー！！そう言って頂けるのが一番の更新の励みになります！コメントありがとうございました。これからもお暇な時間に読んでやってください♪ (2019年6月14日 2時) (レス) id: c680f383ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るめ
| 作成日時：2019年5月15日 1時
