野球と君と時々私

G#6 ページ6

6｢何？笑ずっとこっちばっか見て俺の顔になんかついてる？｣

『ううん、なんにもついてないけど、勇人さんがお家にいるの久しぶりで嬉しくてつい見ちゃう笑』


日本シリーズが終わった直後から休むこと無く侍ジャパンの招集で沖縄に行ったきり今日まで帰って来れなかった勇人さん、時々電話とかはしてたけどやっぱり直接会うのではやっぱり嬉しさが全然違くて無意識のうちに彼を眺めちゃう


『勇人さん、長いシーズンそしてプレミア12お疲れ様でした！そして、世界一おめでとう！！』

6｢ははっ、ありがとう。Aも長いシーズン支えてくれて、お陰でいい成績残せたわ｣


そう言って、勇人さんは私の頭を優しく撫でてくれたその手つきが優しくて気持ちよくて目を瞑って楽しんでいたら、猫みたいって言ってきたからにゃぁってふざけて言ってみたら勇人さんが微笑んでくれた


6｢やっぱ家ってええなぁ、落ち着くしお前おるし？｣

『ふふっ私も勇人さんがお家にいると嬉しい』


いつもは恥ずかしくてこんな事言えないけど今日ぐらいいいよね？だって、久しぶりに会えたし。


6｢なんか今日はAは甘えたやなぁ｣

『甘えたじゃあかんの？』

6｢関西弁真似すんなや笑えぇで別に、可愛いから｣

なんだか今日は勇人さんもすっごくあまあまだ。


『勇人さん、ギューしたい』

6｢ええよ、おいで｣


そう言って勇人さんは私を優しく抱き寄せてくれた久しぶりに感じた勇人さんの体温は暖かくて安心する匂いがした、勇人さんをもっと近くで感じたくて勇人さんの胸に顔をうずめた。
それは、勇人さんも同じだったらしく背中に回された腕に少し力が入った気がした



6｢あ〜やばいわこれ笑今日は寝かせてやれんかも知れんけどごめんな笑｣


その言葉に少し背筋がゾワッてしたけど、こんな幸せな時間が続くのならばいいかもしれないと思った
また、少ししたら自主練に行ってしまう彼だから一緒に居れる僅かな時間を無駄にしたくなかった




私は勇人さんから少し離れてOKのサインとしてそっと彼にキスをした



少しびっくりした顔をした彼だけどニヤッと笑った彼は最高にかっこよかった









坂本キャプテン！！長いシーズンそして侍ジャパンお疲れ様でした！ 最初の方不調でドキドキしたけどやっぱり最後は我らの最高のキャプテンでした！

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