G#0 ページ2
※吉川選手が高校生の設定です
カキーン
球場に響いた金属音はみんなの目線を独り占めしてスタンドに吸い込まれていった
拳を掲げてダイヤモンドを走ってる尚輝君は輝いていて私はそれだけで泣きそうになった
勝てる！尚輝君なら甲子園に行けるそう思ってた
”ゲームセット”
7ｰ8 尚輝君達のチームは惜しくも負けてしまった
尚輝君の高校野球生活は幕を下ろした
ベンチの前に整列して涙を流す尚輝くんを見て私も泣いてしまった。
試合終了後尚輝くんに会った時なんて声をかかればいいか分からなかった…
泥だらけになってボールを夜遅くまで追い続けた尚輝君
寒い冬の日も朝から走り込みをしていた尚輝君
人一倍野球に向き合ってた尚輝くんを知っていたから
なんて言っていいか分からずに固まってしまった私に対して尚輝君はそっと私を抱き締めた
ユニホームからは土と汗の匂いがした
0｢ごめん、負けた、｣
『うん、でもかっこよかったよ？尚輝君』
0｢でも、Aを甲子園に連れてけれなかったし、 まだアイツらと野球したかった…｣
そう言った尚輝君の声は震えていて、私は力一杯抱きしめ返した
『でも、私は尚輝君が甲子園出ると人気出ちゃうと思ってたからちょっと安心してるんだよ？』
0｢ふっ、何それ？笑大丈夫、俺はAだけが好きだから｣
『私も尚輝君だけが好きだよ』
0｢あ〜楽しかった！良かったらこれ、Aにあげる｣
そう言って渡されたのは今日のホームランボールだった
『いいの？これ大切なものじゃ』
0｢大丈夫！絶対プロ行ってホームランいっぱい打つし……だから、ちゃんと見ててね？｣
少し耳を赤くして言った尚輝君の顔を私は一生忘れないだろう
貴方がプロ野球選手になって色んな夢を叶える時、その時1番そばにいるのは私でありますように
これが私の誰にも言っていない小さな夢です
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たまごボーロ(プロフ) - 、さん» すいません、見落としてました消しました (2019年11月4日 23時) (
レス) id: 0d620c68fb (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい。違反です (2019年11月4日 23時) (レス) id: 79f67418ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たまごボーロ | 作成日時：2019年11月4日 23時
