episode.30 ページ31
〜貴方side〜
撫でられた頭に手を置く。
どんどん熱くなる顔。
ついさっき、あんなに酷いことを言ったのに・・・
熱が消えない顔。
速くなる胸の鼓動。
「なんだよこれ・・・」
自分の知らない感情の変化に俺はただ戸惑うしかなかった。
〜次の日〜
AM5:00
俺は眠りから覚め、亜樹のベッドから出る。
結局、昨日は出ていく話が出来なかった・・・
そんなことを思いながら荷物を持って一階へと降り、リビングのドアを開けた。
するとそこには、
「月希・・・」
「零じゃないか、おはよう」
零が犬を持って立っていた。
「随分早いんだね」
「そういう月希も」
「僕はいつも、この時間だよ」
そんな些細な会話をしながら、コップに水をくみ乾いた喉を潤す。
「月希、昨日はすまなかった」
「何が？」
「話している最中に邪魔をしてしまった」
「構わないよ。どうせ大した話してないから」
俺は自分の荷物から日本円を出し、ポケットへとしまう。
「何処かに行くのか？」
「朝ごはんを買いにね」
「なぜ買いにいく。朝飯は晴が作ってくれる」
「その作ってもらった食事を食べていいのは、家族だけだよ」
携帯も持って、俺はリビングのドアを開けた。
そして何故だか着いてくる零。
「どうして零が着いてくるのかな？」
そう尋ねると、俺の前に犬を突き出してきた。
「たぬきの散歩に行く」
「・・・そうなんだ」
それは、たぬきじゃないと思いながら、あえてそこには触れず、俺と零は家を出た。
そして、コンビニにも零は着いてきて、その後、何故だか犬の散歩にも付き合うことになった。
そして一時間ぐらいして、俺達は家へと戻ってきた。
すでに晴、亜樹、蒔麻も起きており、皆各自でやる事をやってバタバタしている。
俺はソファーに腰掛け、コンビニで買ってきたサンドイッチとサラダを開けた。
すると、
「もーらい！」
突然横から手が伸びてきたかと思うと、亜樹が服を着替えながらサンドイッチをくわえていた。
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悠優(プロフ) - すごく面白かった！！SUPERLOVERSの作品で、こんなにいいものに出会えたのは初めてです！男主君の感情に涙が出たり……。いつもすごい、更新と結末が楽しみで待ってました。続編も書いてくださるならば沢山読みます！！ (2018年5月28日 5時) (
レス) id: ff0955d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 続編もちろん希望です！SUPERLOVERSのあの焦れったい感じの雰囲気がすごく表現されてて、ユピノンさんの小説が大好きです^ ^ これから男主くんがどうなっていくのか、楽しみに続編期待してお待ちしてます！^ ^ (2018年5月28日 3時) (レス) id: a438011908 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 続き気になります！主人公と晴の関係も気になります！なので続編希望します！ (2018年5月28日 3時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
サイコパス(プロフ) - 凄い気になる！続編待ってます！！ (2018年5月28日 1時) (レス) id: d972e9a204 (このIDを非表示/違反報告)
玉子(プロフ) - とても楽しませてもらいました！本当にこの物語が大好きで続きもきになるので続編待ってます！ (2018年5月28日 0時) (レス) id: ae214f582e (このIDを非表示/違反報告)
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