蒼い陽 Aoi_Haru (ページ2)

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突然の訪れ 2 ページ2

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「…懐かし」

久々に入ったお姉ちゃんの部屋の引き出しから、様々なものを探っていた

主にジャニーズグッズ

というよりかは、ほぼ関西Jr.

写真やうちわ、ペンライト、ファイル…

壁にはポスターまで

数えだしたらキリがないほど、沢山のグッズが綺麗に整理されていた

しかし、どれも2013年で時が止まっている

ジャニーズJr.のカレンダーも捲られることなく、

未だ壁につられている

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?「……ぁっ……ぃ…！」

どこからか、声がする

お母さん「A！あんた、何でここで寝てんの？」

うわ、寝てしまった…

丁度暖かな日差しが窓から差し込み、心地よいお昼寝時だったからか、爆睡していた

時計を見ると、もう5時を過ぎていて

あれから、お姉ちゃんのベッドの上で３時間も寝ていたらしい

お母さん「何かあったん？」

「えっ？」

私の隣にスプリングしてベッドに座ったお母さん

「何か悩み事があったら直ぐにお姉ちゃんの部屋に駆け込むやん？」

仕事着のスーツをサラリと着こなし、超美脚な足を組んだ

私よりもボーイッシュな髪型のお母さんは、

よく宝塚の人に間違われるほど格好いいお母さん

それよりも、

「…知らんかった」

自分にそんな癖があることなんて、

今まで16年間生きてきた中で一度も気付かんかった

お母さん「もしかして、Aにもとうとう色恋沙汰ですかぁ？」

さっきまでの真面目な表情とは一変、

口角をあげてニヤニヤしだした

「な訳ないやろ」

お母さん「ま、１人で牛丼食べに行く子が彼氏なんて出来る訳ないかー」

と、勝手に自己解決しだし、両腕を伸ばしストレッチを始めた

なんて自由すぎる…

「ってか、何で牛丼屋行ったの知ってん？」

もしかして後をつけられてた？

こんなに好奇心旺盛なお母さんだったら有り得なくもない

やとしたら、ジャニーさんのことも？

お母さん「日曜日のお昼ご飯は吉野家。それがAスタイルー」

そうやろ～？、と謎にテンションの高いお母さんは、ゴロゴロしだした

お母さん「で？結局何やったん？」

「あー…」

大分話が逸れまくったので、少し忘れかけていた本題

「実はさ、」

お母さん「うん」