兄の秘密を知ったので、宇宙人と関わる事になりました。【東京エイリアンズ】

11話 ページ15

今日は、AMOの入隊試験をするらしい。

兄が言っていたのはこれだったのかな。


『試験って、どんなことをするんですか？』


雨宮「基本的には、警察官になるための試験と同じ。それに特殊な実技試験が入るんだけど、Aちゃんは特別に、実技試験だけだよ」


『その実技試験の内容って···？』


雨宮「それは、始まってからのお楽しみってことで。さ、着いたよ」


そうして、やって来たのは警視庁。

当たり前だけど初めて入る。


雨宮「ここ入って」


警視庁の中に入って案内されたのは、証明写真を撮るためのボックスみたいなやつ。


それにしても狭い···。


『あのー、何してるんですか？』


雨宮「指紋や網膜認証の仮登録だよ。···よし、出来た。じゃあ、いってらっしゃい」


『え？』



ポチッ


ガコンッ


『！？』



雨宮さんがボタンを押すと、ボックスが降下した。


それとは逆に、私の不安は急上昇する。



(まさか、もう始まるの！？何も準備とかしてない···！)



チーン


パンッ！



『わっ！！』



？「エイリアン管理組織〈AMO〉にようこそ〜☆私は技術開発部総責任者兼オペレーターのクリスティーナ♪よ·ろ·し·く♡」



目を開けると、超個性的な人が立っていて驚いた。

でも、少し不安がやわらいだ気がする。



『はじめまして···！？』



立ち上がり、落ちてきたボックスから出た私の耳に飛び込んできたのは、地下にあるとは思えないほど立派な施設。


驚くことが多すぎて固まっていると、後ろから雨宮さんが近づいてきた。


どうやらさっきのあれを使って、雨宮さんも降りてきたらしい。



雨宮「こんにちは、クリスさん。今日はお願いね」



クリス「もちろん、準備万端よ。貴方、お名前は？」



『郡司Aです。よろしくお願いします』



クリス「郡司···。もしかして、晃ちゃんの妹ちゃん？」


『はい、そうです。いつも兄がお世話になってます』


クリス「あら〜、可愛い子！試験頑張ってね！」



『ありがとうございます！』



試験、頑張るぞ···！

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