10話 ページ13
そして次の日。
兄には「がんばってね」と言われたけど、一体何があるんだろう。
学校の昇降口を出ると、少し騒がしかった。
よく見ると、女子たちが校門の辺りで集まっていた。
友達の明里がその輪から外れて、私の所へ来た。
明里「ねぇA!超イケメンがうちの生徒のこと待ってるの!!もしかして誰かの彼氏かな!?」
どうやらイケメンがいるらしい。
いったいどれくらいイケメンなのかな···。
『···は?』
人だかりの向こう側、その人の姿を見たとたん、私は石のように固まった。
なぜなら、そこにいたのは雨宮さんだったからだ。
『何であの人がここに···』
明里「ん?A何か言った?」
『!あぁいや、何でもない!確かにイケメンだネー(棒読み)』
明里「だよねー!誰を待ってるんだろー?」
私が恨みのこもった視線で雨宮さんを睨んでいると、その視線を感じたのか、こっちを向いた雨宮さんとばっちり目が合った。
すると、雨宮さんが一瞬笑って、こっちに歩いてきた。
明里「え!?待って!こっちくる!何で!?」
『はぁもう最悪。逃げようかな』
私がその場を立ち去ろうとしたとたん、
?「えーそれは悲しいな。それに、逃げて困るのは、僕じゃなくてAちゃんの方だよ?」
明里·A「『!?』」
肩に手が乗り、後ろから声をかけられたので、驚いて振り返った。
雨宮「おかえりー、Aちゃん」
そこには、雨宮さんがいた。
明里「え···Aまさか···かr」
『違うから!ただの知り合い!!』
変な誤解をされそうだったので、全力で否定させてもらう。
『どうして貴方がここにいるんですか!!』
雨宮「それは追々話すよ。ほら、着いて来て」
周りからの好奇の目を無視しながら、渋々着いていく。
少し離れた場所に停めてあった車に乗ってから、雨宮さんが説明しだした。
雨宮「本当は翔君か晃君に迎えに行ってもらう予定だったんだけど、2人とも急な任務が入っちゃって。だから僕が代わりに迎えに来たんだ。···迷惑だった?」
『いい迷惑でしたよ。もう二度と来ないで下さい。で、今日は何で呼ばれたんですか』
雨宮「単刀直入に言うね。今日はAちゃんに、入隊試験を受けてもらうよ」
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凜音(プロフ) - あけましておめでとうございます!そしておっそくなりましたがお誕生日おめでとうございます😻次の更新も楽しみに待っております! (2023年1月9日 10時) (レス) @page12 id: b6bf4d46b1 (このIDを非表示/違反報告)
凜音(プロフ) - 初コメ失礼します!12月号の供給量がもうすごいことになってましたよね!!!兵吾さんの上裸、スーツ姿、かわいすぎる表紙に下敷き、、神でした(x_x)次の更新を楽しみに待っております! (2022年12月2日 7時) (レス) @page10 id: b6bf4d46b1 (このIDを非表示/違反報告)
マル - こんばんは。お久しぶりです。今月号のGファンタジー発売当日に走って買いに行きました(笑) 雨宮さんめっっちゃかっこいいですよね(^^)またの更新楽しみにしております! (2022年11月29日 20時) (レス) @page10 id: 515b4de8de (このIDを非表示/違反報告)
マル - こんばんは。更新ありがとうございます(^^)私も学生で今年高校受験なので、お互いに頑張りましょう!更新待ってます! (2022年11月2日 21時) (レス) @page7 id: 20bdac9e4c (このIDを非表示/違反報告)
マル - 更新ありがとうございます!とても面白いです!!更新楽しみにしています。 (2022年10月12日 21時) (レス) @page7 id: 20bdac9e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2022年8月22日 12時