君は分身。 (ページ18)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:9,078 hit

18 ページ18

月日は少し経って

景瑚さんに出会ってから2週間目の朝

「...景瑚さん9時ですよ」

景瑚さんを優しく押してみると

長い睫毛がゆっくり開いた

「んっ起きる.....」

「おはようございます」

「うん...おはよう」

前より長く眠れるようになって、

景瑚さんには感謝しかないなって

「景瑚さん朝ごはん出来ましたよ...??」

「んー...ちょっと待って」

大きく伸びをすると景瑚さんは布団から足を出して立ち上がった

____________________________________________________________

「どうですか...??」

「うん美味しいよ」

殆どは今までと変わってないんだけど、

唯一変わったことは、

「俺、今日も用事あるから夕食までには帰ってくるね」

景瑚さんが外に出るようになったこと

私は何をしに行ってるかも知らないから

ちょっと寂しい

「分かりました.....」

「あとこれ、」

大きめの紙袋を貰った

「空けてみていいですか??」

「もちろん!!」

中にはDVDが数枚と、iPhoneが入ってた

「俺がアイドルになる前に出てたオーディション番組と、アイドルになってからのライブDVDが入ってるから、ちょっと恥ずかしいけど見て見て」

「いいんですか...!?」

「うん...後iPhoneはなんか俺がAに外の事あまり知らせてなかったからさ、気になったらニュースとか調べてみたらいいし、ゲームやってもいいからね」

嬉しい....

「俺の連絡先入ってるから、何かあったら連絡してね」

他の人の連絡先入れちゃダメだよとか言ってたけど、

入れるような出会いが無いなんて思いながらありがたく頂いた