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今、私は図書館にいる。



「あっ、あった」


私が探していた本。それは、



魔術に関する本だった。


まあ、私は興味はないけど、

てか出来ないし。


今度の授業で勉強するから、その予習に学ぼうかなあって軽い気持ちで本を取ろうとした。



「てか、高!」




取ろうとしたけど、私よりも高い場所にあって、届かなかった。




周りを見渡しても、乗れるものがない。


あるのは、物凄い古びたイス。



、、、、




「やるか」


本当は使いたくないけど、しょうがない。


私は、そのイスに乗って、その本に手を伸ばした。



「た、わな、い」




あともう少しなのに、本が取れない。

イスもガタガタ揺れて怖い。



早く取って帰ろう。


「あと、もう、少、し」



イスがガタガタと揺れる中、私はその本が取れることが出来た。

だけど、本を取った中、イスが揺れて私は落ちた。



「あっやば」


もし落ちたりすると、大丈夫じゃないだろう。

私は受け身が出来ないから、詰んだ。





?「子ジャガ!!」




「え、先輩?」



痛みがくるであろう衝動に私は目を瞑った。




そして、私は落ちたが、来るのは痛みではなく、ふんわりとした香水の匂い。


その匂いは、見覚えがあった。



ヴィル先輩だ。



私は目を開けると、


やっぱり先輩がいた。



ヴィル「大丈夫だった!?」


「は、はい」



ヴィル「良かった、本当に、、」


「あっ先輩、、、」


目の前が真っ暗になる。



先輩に抱きしめられたんだ。


香水の匂いがさらに強くなる。


初めて抱きしめられた私は、


きっと顔が赤いだろう。


嬉しいなあ。

先輩に迷惑がかけたのは申しわけないけれど、


そこまで心配をしてくれたんだ。




嬉しいなあ。



落ちたのは怖かったけど、先輩に抱きしめられたのは嬉しかった。



「ありがとうございます、、、先輩」




ヴィル「はあ、本当に。貴方はもう少し危機感を持ちなさい!」


「はい。すみません、、、」



ヴィル「ちょっと、何その顔」


「すみません」



先輩に説教されているけど、私を思っての行動だ。





ちゃんと反省して、何かお礼をしないといけないなあ。






「先輩、ありがとうございました」


ヴィル「いえ、貴方が無事で何よりよ」


「、、、はい!」



はああ(クソデカ溜息)





本当に先輩、好きすぎる。

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設定タグ:ツイステ , 女監督生 , ヴィル・シェーンハイト   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:雪月花 | 作成日時:2020年9月26日 21時

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