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「手合わせをすることになった」 ページ10

ある昼休み監督生こと私は廊下を歩いていた。


「はあ、今日はなんて日だ」

口から出るのは溜息ばかり。

今日はグリムのせいやら他の寮生から喧嘩を売られるわ、、、、


とても災難な日だった。

溜息をついて庭を見る。



「ん?あれはシルバー先輩?」

庭を見渡すと銀色の髪が見えた。

そこを移動するとシルバー先輩は剣の訓練をしていた。


「真面目だなあ」

先輩は私が近寄っても気づいていない。

それほど集中しているのだろう。

懐かしい光景に私は口許も緩めた。


前までは訓練が私の日課だった。

鬼殺隊になるまでは師匠に稽古をしてもらい、

鬼殺隊になってからは柱達などに見てもらい、


大変だったけど楽しかったなあ、あの時は。



「先輩、背筋を真っ直ぐにしないと」


あ、やってしまった。

つい癖で注意をしてしまった。

先輩はビックリとしていて、私を見ていた。

私は苦笑いをして言った。


「すみません先輩、つい癖で言ってしまいました」


シルバー「いや、別に良いが、、、。監督生は剣をやっていたのか?」


「はい。前までは」


まだまだ、私が鬼殺隊だと知ってる人は少ない。

先輩が知らなくて納得だ。



先輩は何かを考えると私を見て言った。


シルバー「手合わせを、してくれないか?」


「はい?」


シルバー「お願いだ。監督生としてみたい」


先輩のお願いにビックリした。

でも先輩は私に頭を下げながら言った。


まあ、別に良いか。


こっちに来てからは全然してなかったし。


「はい、良いですよ」


シルバー「本当か?」


「はい、私もちょうどやりたかったので」


先輩は嬉しそうにして目を輝かせた。



シルバー「では放課後で良いか、、?」


「ああ、ちょうど終わりますしね。良いですよ」



シルバー「ありがとう、監督生」


あ、ヤバい。好き。


先輩が満面の笑みで言ってくれて私嬉しい。


はあー。


ずっと思っていたけど私の推しが今日も尊い。

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愛弥 - 凄いです(泣)鬼滅の〇とツイステがミックスするいいお話ですね!続きまってます。 (2021年9月10日 19時) (レス) id: 32b6af3cfc (このIDを非表示/違反報告)
雪月花(プロフ) - よもぎ餅さん» ありがとうございます(泣)時々更新します (2021年5月1日 7時) (レス) id: 9b2e243215 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花(プロフ) - よもぎ餅さん» 更新してなくてすみません。゚(゚´ω`゚)゚。 そう言ってもらえて嬉しいです (2021年5月1日 7時) (レス) id: 9b2e243215 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - うわぁぁあ!とりあえず!尊すぎて召されそうなので私のお墓たてときますね!これからも無理せず頑張ってください (2021年5月1日 3時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅 - うわぁぁぁめっちゃ好きです!更新頑張ってください!! (2021年4月28日 23時) (レス) id: 719e5dac86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪月花 | 作成日時:2021年3月24日 21時

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