【ツイステ】鬼を狩っていた監督生は【鬼滅の刃】

「同情じゃなくて褒めろ！！」 ページ9

あの日以降、皆んなに色々な物をくれるようになった。


レオナ先輩からは、なんか高級そうなブレスレットを。


ヴィル先輩は、高そうな化粧品を。


マレウス先輩は、高そうな宝石を。



それはもう色々と貰った。


あと悪い意味で絡まれなくなった。



うん。


あのさ、これ同情されてね？

いや分かるよ？？


私もそんな人がいたら同情するし。


でもね。


私は同情じゃなくて褒めて欲しい。


私はあの時死んだ。

でも私はその死を誇りに思っている。

皆んな生きている。それって奇跡みたいなもん。

私は死んだけど、皆んなは笑って自分の人生を生きる。



それってなんか嬉しくない？

だって鬼に囚われずに自分の好きな人生を歩む。


きっと、あの人達にたらないモノはこれだったんだ。


だから、私は同情されたくない。






「だからさ、私を褒めてくれない？」


と私の気持ちをマブに言ってみた。


エデュースは、笑いながらこう言ってくれた。



エース「、、、監督生！！お前、お前凄い！！尊敬するわ！！」


デュース「監督生は優しいだな！！きっと監督生の仲間も監督生の事が大切だったに違いない！」




「「監督生、頑張ったな」」


あ、ヤバい。

そう思った。


だって予想以上に優しく言ってくれるもん。


気づけば私は泣いていた。


私、本当は褒めて欲しかったんだ。


前の家族にも会えずに鬼滅の世界に来てしまった私。

それでも頑張って原作を変えた。


家族は今大丈夫かな、、？

一体どれだけの間、家族は待ってくれたのだろう。


私を忘れてないかな。

私を想ってくれるかな。

私、私ね。



頑張ったんだよ。

お母さん、私を産んでくれてありがとう。


お父さん、あんまりお酒飲まないでね。

弟、家族を支えてやってね。




ありがとう、皆んな。



私は幸せに今ここで暮らしているよ。





「っわたし、わた、しね。」


「頑張ったんだよ、、辛くても苦しくても前を向いて、頑張ったんだよ」


エース「Aは頑張った！きっと皆んな知ってると思う。監督生の気持ち」


デュース「ああ。絶対届いてる」

ああ、本当ずるいなぁ。


今は、監督生って呼ばずに自分の名前を呼んでくれて。


私は泣いた。


それはもうヤバいくらいに泣いた。



ここに来てから、いっぱいに泣いた。



でも、皆んなは優しく受け止めてくれて抱きしめてくれた。



それがとても嬉しかった。

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