拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ10)

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第８話　チャーミングなアホ毛ページ10

こたつ購入後、ミカンを買うべく近くのスーパーにやって来た。

ついでに今日の晩御飯でも買って行こう。

さて、ミカンは…っと…。

うろうろしてたら何やら高いところにあるものが取れなくて困っているいたいけな少女発見。

素通りするのも新設と言われているにほんじんとしてあれなので取ってあげる。

「はい、どうぞ」

？「あ、ありがとうございます」

アホ毛がチャーミングな少女はぺこりと頭を下げた。

「…これ好きなの？」

？「え、はい…？」

彼女が取ろうとしていたのはパックのごはん…。

若いのに苦労してるのかな…。

？「今日炊き忘れちゃって…」

「なるほど、大変だね。まぁ、私は自炊しないけど」

？「しないんですか？」

「うん」

隣りを歩きながら彼女の問いに答える。

というか彼女が誰か、私は知っている。

でも、ねぇ。

本当は知り合いになりたくないというか…でも友達くらいだったらなんの影響もなさそうというか…。

「機械音痴なんだよ。私。前に洗濯機使って部屋を泡だらけにしたことあって、それから機械は使ってない。唯一使えるのがテレビと携帯だもん」

そういって笑うと彼女も少し笑った。

うん、癒されるな。

小動物みたいでマイナスイオンでも出てるんじゃないかと思わせるほどの癒し効果だ。

ついでに自分の分の弁当も買う。

お金は神様(笑)が用意してくれているので問題ない。

？「あ、私雨鳥千佳っていいます。貴方は…？」

「ああ、私は木霊林檎」

チ「高校生、ですか？」

「うん、受験まっしぐらな高校生です(=ω=)」

まぁ、受験する気は無いけどね。

チ「頑張ってください。じゃあ私はこれで…」

「うん、夜道気を付けてって言ってもそこまで暗くはないけど」

チ「はい」

チカちゃんと別れた後、私もレジに向かって精算をすませる。

「……」

レ「２５４２円になります」

「……」

真顔でお金を出す。

おいおい、今日は厄日か何かか…。

いや、私の場合毎日が厄日なんだけど。

目の前に玉狛支部の烏丸くんがいるんですけどこれいかに…。

バイトしてるのは知ってたけど、まさかここでとは……。

よし、精算終わったし帰ろう。

夜道にも注意しようね～。

一応女子だしね～。

ラッドがどこに居るかわからないしね～。

私みたいに追われることになるかもしれないからね～。

お察しの通り、また目の前でゲートが開きやがりました。

そのあと、また三輪君達に助けられましたありがとう