拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ9)

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第７話　ネイバーページ9

「ハッハッ…」

くっそ、しつこいな！

運動不足の25歳なめんじゃねぇぞ！

あ、今は18歳か…。

まぁそんなことはどうでもいい。

どこに向かおう。

地理が全くない私では人気のないところなんてわからないし。

「…警戒区域なら…！」

我ながらいい案だ。

あそこならボーダー本部とも近いし、ボーダーも早く着くだろうし。

となれば…。

こっちでいいのか。

たまたま走っていたルートが警戒区域を目指すかのようなルートだった。

ラッキー…ではない。

きっとこの後、このラッキーを覆してもおつりがくるような不幸が待っているのだそうに決まっている。

というか、もうこの世界に来た時点で不幸なのだ。

誰も知らない。

誰もわからない。

何も知らない。

何もわからない。

そんな世界に一人ぼっちなのだから。

米「先輩！こっちっす！」

「よねやn…くん！と三輪君！」

向かっている先には二人の姿があった。

よし、これでこたつを買いに行ける←

というか二人とも学校なのでは？

そんな質問をする暇もなく、ネイバーは…なんて言ったっけ。

そうだ、バムスターだ。

を、一瞬で真っ二つにしてくれましたよかったですね。

三「大丈夫ですか」

「うん、まあ酸欠で死にかけてるけどね。はぁ、こんなことなら普段からジョギングぐらいしとくんだった…」

米「それにしても災難っすね～。ネイバーに追われるなんて」

「マジでそれだよ。というか二人ともボーダーだったんだね。そして学校は？」

三「気づいてないんですか。ここ学校の近くですよ」

米「というわけで、一番近かった俺らが駆り出されたってわけですよ～」

うん、二人で助かったわ。

迅とか来られたら未来予知されて変なルートまっしぐらでしょ。

「よし、こたつ買いに行こう。ここら辺の家電量販店ってどこがいいかな？」

米「こたつって…。今いるもんすか。というか早退してまで買いに行くなんてどんだけ好きなの」

三「米屋。行くぞ。報告もしなければならない」

米「そっか。じゃあまた明日！」

「ん、また明日ー」

会いたくねぇよバカ野郎。

…着実にボーダーにかかわってるじゃん。

ナニコレ迅の思惑か何か？

また暗躍でもしてるの？

マジでお化け屋敷より怖いんですけど…。

「よし、こたつ」

とりあえずこたつかってミカンも買って落ち着こう。