拝啓神様…ちょっとチートすぎやしませんか？【ワールドトリガー】 (ページ33)

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第30話　開戦ページ33

風「訓練用のトリガーで俺たちと戦う気か？無謀としか言いようがないな」

「それ自分でも思ってるんであんまり言わないでくださいよ。言うならこっちに行ってください」

迅のほうを指して風間さんに抗議する。

誰が好き好んで修羅場に来るかっての。

太「おい、迅。こんなところにC級でもない人間引っ張り出してどうする気だ」

迅「一般人って侮ってると痛い目見るよ？なんたっておれの弟子なんだから！」

全－三「！？」

三「……」

三輪君がこっちを強くにらんでいて、ほかの人は驚いたように私を凝視する。

そんなに意外だったんだ。

……どっち？

迅が弟子を取ることか私が弟子っていうことか、どっちだ！？

後者だった場合血祭が行われることになるけど…どっちだろうね？

「弟子って言いながら今日も予定すっぽかしてるじゃないですか」

迅「まぁまぁ、すし奢るんだし許して」

「次やったらぶん殴ります。生身で」

迅「気を付けまーす」

生身で、の部分を1トーン下げた声でいえば(いわゆるドスの利いた声)迅も若干青ざめていた。

一矢報いれたかな。

「とりあえず、トリガー起動(オン)」

トリオン体となって戦闘態勢に入る。

相手は全員A級。

はっきり言って勝ち目ないでしょ、コレ。いや、はっきり言わなくても勝ち目ないんだけど。

というか写真写真。

パシャパシャ

迅「えっと何してるのかな？」

「いや、このメンバーって珍しいし貴重だなーと。別にいいじゃないですか。ちょっと写真撮るくらい」

パシャシャシャシャシャシャ

嵐「いや、それは連写してるんじゃ」

「連写した方がいいのが取れますよ。運動会とかでも使えますよね」

嵐「そうなのか！？今度の運動会でぜひやってみるよ！ありがとう！！」

「いえいえ」

迅「そうじゃなくて！全く…」

よし、思う存分いろんなアングルで取り終わったし、ちゃんとしよう。うん。

迅が風刃を抜く。

初めて見るな。

まさか実際にこの目で見ることになろうとは…。

私も弧月を一本取り出して構える。

さて、誰の相手をしなきゃいけないのかな…。

「って考えてる暇も与えてくれないか…」

風間隊が前に出てくる。

嵐山隊が迎え撃つけど一人抜かれて迅の方へ行った。

風間隊が主に使うのはスコーピオンか。

これを使う人が相手の場合、『相手が受けざるを得ないように、動くのがベスト』

『ただし、どこからでも出し入れ可能なのでそれには気を付けること』